岡田将生と中井貴一が“クセ強ナース”を演じる痛快医療ヒューマンドラマ「ザ・トラベルナース」。その第2シリーズの第1話が10月17日に放送された(毎週木曜夜9:00-9:54※初回は夜9:00-10:00、テレビ朝日系)。那須田歩(岡田)と九鬼静(中井)の、ある時はケンカ友達、ある時は信頼の絆が感じられるやり取りに「やっぱりこのタッグ最高すぎる!」「コンビ復活うれしすぎる」という前作からのファンの歓喜の声がSNSに溢れ返った。また、アメリカにいると思われた静の想定外すぎる“勤務先”に、視聴者は騒然となった。(以下、ネタバレ含みます)
働き方改革を推し進めるクリーンなカリスマ院長に、闘いを挑む!
手術の際、医師を補助し一定の医療行為を実施できる「NP(=ナース・プラクティショナー)」の資格を持つ歩と謎多きスーパーナースの静は、トラベルナース(人手不足の病院や施設で期間限定で働く看護師)。今回の彼らの勤務先は、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同病院では新院長・薬師丸卓(山崎育三郎)が、「病院を根っこから変える」と、働き方改革を中心とした組織変革に次々と着手。その事が“患者ファースト”とは言えない状況を生み出し、歩と静はこのカリスマ新院長に新たな闘いを挑んでいく。
歩のサポートで静の手術は成功したが…
2022年、執刀できる医師が極めて少ない難病を患った静の手術がニューヨークで行われた。NPの歩の的確なサポートもあり、見事に手術は成功。退院の日、花束を持って迎えに来た歩に静は涙を見せた。と思いきや、静は歩に看護中のダメ出しをこれでもかというほど連発。プライドの高い歩は「不適切で無能なナース」「バカナース」とまで言われてブチギレ。2人はケンカ別れしてしまった。
新たな勤務先には懐かしい顔ぶれが続々
それから2年――「西東京総合病院」での勤務が決まり帰国した歩は、道で血痰を吐いて倒れた男性に遭遇。適切な応急処置を施して彼の新たな勤務先である病院へその男を搬送した。男性は偶然にもこの病院の前院長・大田黒(内藤剛志)で、汚職やパワハラが発覚して解任されたのだった。
「西東京総合病院」では、2年前まで歩と静が勤務していた「天乃総合メディカルセンター」の看護部長だった塔子(寺島しのぶ)が転職して働いていた。そして、クリーンな改革を目指す新院長・薬師丸が太田黒の息がかかった医師とナースを全員退職させてしまった穴を埋めるため、同じく「天乃~」のナースで今はフリーランスになった吉子(安達祐実)と福美(野呂佳代)も勤務。彼女たちは、これまた「天乃~」の元事務長で、退職金を元手に看護師紹介所を始めた千晶(浅田美代子)にスカウトされたのだった。そして、歩も千晶に声をかけられたのだ。
もちろん静にも声をかけているが、「ニューヨークで悠々自適に暮らしているから」と、固辞されているとのこと…。残念がる吉子たちに対し「僕は二度とかかわりたくないんで!」と歩は吐き捨てた。
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