アニメ「村井の恋」(毎週水曜昼4:00、ディズニープラスで最速見放題独占配信/10月6日より毎週日曜夜11:30、TOKYO MXほかで放送)の第7話が10月16日に配信された。第7話では、教師・田中彩乃(CV.日笠陽子)に恋心を寄せる高校2年生・村井(CV.高梨謙吾)と田中の兄・真雄(CV.水中雅章)の対決が文化祭にて繰り広げられる。さらに新たなキャラクターも続々と登場し、盛り上がりをみせた。(以下、ネタバレを含みます)
玲をはじめとする新キャラクターが続々登場
今話目を惹いたのは、福永弥生(CV.広瀬ゆうき)が連れていた白髪ロン毛のキャラクター。その人物は、福永の弟でジェンダーレスモデルの福永玲(CV.川島零士)であることが明かされる。
さらに中島貴臣(CV.KENN)、古谷雪(CV.久保ユリカ)、そして溝上浩(CV.山下誠一郎)、堤晃平(CV.三野雄大)、小林茶利(CV.阿座上洋平)、大角(CV.逢坂良太)と今話は文化祭ということもあり、多くのキャラクターが登場を果たした。
ほか、“クソチート桃太郎”という劇の主演を務める男装した西藤仁美(CV.佐々木未来)や、平井(CV.石谷春貴)が女装し桐山(CV.天崎滉平)とカップルを装ったりするシーンなど、文化祭ならではの注目したい場面がたくさんあった。
さらに、福永が通う翠女子学園高校に桐山の中学・高校時代の元カノがいることが発覚。「桐がコンプレックスになって 音信不通になったから(村井)」という意味深な発言もあり、底抜けに明るい桐山の恋愛事情が気になるところだ。
SNSでは「文化祭のとこ、声優豪華すぎ」「キャラ濃すぎだよw」「いつも以上にテンポ感が鬼スピード」と盛り上がりを見せていた。
村井 VS 真雄のバトルがついに開幕!
第7話冒頭では、これまでも少しずつ明かされていた学生時代の田中と幼い頃の村井の回想シーンが展開。
そしてシーンは文化祭へ。正式に田中の彼氏になるという目標を達成するには、義兄である真雄に勝たなければいけないと悟り、トレーニングに励んでいた村井の姿が第6話では描かれており、今回ついに田中の計らいで建部一武闘会にて真雄と戦うこととなるのだ。村井の田中との思い出を冒頭へ入れることによって村井の田中への想いの強さを強調しているようにも見える演出である。
この日のために鍛え上げた肉体で決勝まで上り詰め、ついにハイパーチャンピオンの真雄に戦いを挑む村井。なお、本戦は特設ステージ外に出るまたは立ち上がれなくなった者の負けとなる至ってシンプルなルールで構成されている。
たくさんのギャラリーに囲まれ、友人たちの声援を胸に真雄に挑むのだが、さすが警察官、一筋縄ではいかないようだ。最後は村井が「決勝とかどうでもいい〜!」と劇にも出演した猫に気を取られる素振りをし、同じく気を緩めた真雄の隙を突き一気にステージ外へと投げ倒し勝利を勝ち取った。どんなに卑怯な手を使ってでも真雄に勝ちたい、田中の将来的な彼氏になることを真雄に認められたいという執念を感じた視聴者も多いだろう。
真雄の衝撃のカミングアウトに田中は涙
戦いの後、真雄は幼い頃に田中からもらった大切な金メダルを村井に託す。村井を将来の妹の彼氏として認めたのである。その瞬間、村井が「お義兄さん お義兄さん お義兄さん お義兄さん」と真雄の腹に頭突きをかますのだが喜び方が独特で面白い。
文化祭の終わりには真雄が村井と田中が揃う前で自身の結婚を報告。「俺はお前に金メダルをもらった時から一生お前のヒーローでいようと思った。でもそれはもう卒業だ」と真雄が話し始めると、BGMも相まってハートウォーミングな雰囲気が漂い始める。
涙ぐむ田中の隣に居る村井に「妹を頼んだ」と話す場面はなんとも感動的だ。しかし「結婚式なんだが村井は親族席でいいか?(真雄)」、「はい!(村井)」、「おかしいだろ(田中)」というギャグで終わらせる演出はさすが『村井の恋』であった。文化祭のエピソード後は一体なにが待ち受けているのか楽しみだ。
※天崎滉平の“崎”は、正しくは「タツサキ」。
◆文/笹本千尋
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/murai-in-love
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