松下洸平、アルプス一万尺にハマる「今一生懸命、暇さえあれば児童を捕まえてやっています(笑)」<放課後カルテ>
松下洸平が主演を務めるドラマ「放課後カルテ」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系)の配信が民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」にてスタート。第1話の配信開始に合わせて、松下からコメントが到着した。
保健室ヒューマンドラマ「放課後カルテ」
原作は、日生マユの人気マンガ「放課後カルテ」(講談社「BE・LOVE」所載)。世代を超えて多くの読者から愛されている作品の初めてのドラマ化となる。
主人公は、学校医として小学校に赴任してきた小児科医の牧野(松下)。文句ばかりで口も態度も大きい問題ドクターだが、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子ども達の背中を押す保健室ヒューマンドラマ。
松下洸平 コメント「外で遊ぶことが多い小学生時代だった」
――撮影現場では、どのように過ごされていますか?
松下:子どもたちも主役のドラマなので、本当に子どもたちと過ごす時間が長いです。牧野先生は無愛想であまり子どもに懐かれるようなキャラクターではないので、クランクイン前には「少し距離をとりながら芝居をしていった方がいいのかな」とも思っていましたが、(実際、現場に入ってからは)まったく真逆というか。
むしろたくさんコミュニケーションを取って、前室では一緒に遊んだり、たくさん話すことで僕と一緒に芝居することが楽しみになってほしいので、本番中以外はみんなでワイワイしながら楽しく撮影しています。
――たとえば、どんな遊びをしているのでしょうか。
松下:どの世代の子どもたちも必ず通るであろう、アルプス一万尺ですね。これを今回の現場で極めたいと思っています(笑)。小学生の頃は勝手に“女の子の遊び”というイメージがあって、僕はやってこなかったんです。
でも、「本番で緊張しないように何か打ち解ける方法はないかな」と思って男の子のキャストに聞いてみたら、みんなができて。「男の子も女の子もみんなやるんだ!」と思って、今一生懸命、暇さえあれば児童を捕まえてやっています(笑)。
――現場で、思わず笑ってしまったようなエピソードはありますか?
松下:子どもたちはみんな小学5年生、6年生、中学1年生なんですが、ほぼ全員が“朝と夜に化粧水と乳液を塗っている”ということです。あまりに衝撃で笑っちゃったけれど、よくよく考えたらすごいなと思いました。
子どもたちには、「当たり前ですよ!」「僕はオールインワンですけどね」と言われました(笑)。女の子にいたっては、学校へ行くときにも日焼け止めを塗って、日傘をさして登校しているらしいです。(小学生でも)同業ですからね、僕も負けてられないなと思いました。
――松下さんが子ども時代にハマっていたものは?
松下:家の中でずっとゲームをするというよりは、外で遊ぶことが多い小学生時代だった気がします。近所の公園に自転車で行って、みんなで缶蹴りとかをしていましたね。
――第1話の繰り返し見返してほしいシーンは?
松下:ゆきちゃん(増田梨沙)は過眠症の一種、ナルコレプシーという病を患っていて、自分が病気であることを知らずに、授業中とか、いろんなところで居眠りをしてしまう。彼女がなかなか人に対して心を開いてくれない中、保健室で2人きりで喋るシーンがあるんです。僕はそのシーンがすごく好きでした。
牧野先生は、良くも悪くも児童を子ども扱いしないんですよね。そこで僕自身も、子どもだからとか、まだお芝居の経験が浅いからとか、そういったことはまったく考えずに、1人の共演者として、仲間として、俳優として接しようと思ってお芝居したら、見事に返してくれて。2人きりなのですごく緊張したと思いますが、全身全霊“ゆきちゃん”だったし、「このドラマは絶対に面白くなるな」と確信に変わったシーンでした。
――今後の見どころも含めて、TVer視聴者へメッセージをお願いします。
松下:第1話をご覧になっていただいて、本当にありがとうございます。毎話毎話、僕たち大人も知らないような、目には見えない子どもたちの病や悩みがたくさん出てきて、それと向き合うことで牧野先生も少しずつ変わっていく様が、見所のひとつになっていると思います。
そして、皆さんの身の回りにも「必ず助けてくれる人たちがいる」ということを忘れずにいられるドラマになると思います。子どもたちも丁寧に一生懸命お芝居をして、この作品に向き合ってくれているので、子どもたちの変わっていく姿も、ぜひ最後までご覧になっていただきたいです。