【漫画】問題行動に悩む愛犬のお散歩デビューに失敗…初めて犬を飼う作者とシーズー犬が二人三脚で成長する姿に共感の嵐「超わかるー!」「シーズー界隈の皆さんに読んでほしい」
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、アボット奥谷さんの漫画「わんまん」を紹介する。
作者であるアボット奥谷さんが9月15日にX(旧Twitter)に本シリーズの第10話を投稿したところ、2,300件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではアボット奥谷さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
愛犬シーズー・ぺろ太くんのお散歩デビューをするも…
作者・アボット奥谷さんはシーズーのぺろ太くんを飼っている。3年かけて準備をして飼い始めたものの、ぺろ太くんの食欲不振や夜更かし・噛み癖に悩んでいた。アボット奥谷さんは”育犬ノイローゼ”ともいえるほどに落ち込んでおり「たくさん歩いて犬が満足してストレスフリーになれば、問題行動もマシになるかも」と、散歩に希望を抱く。そしてお散歩デビュー当日、購入した首輪を付けて散歩に出かけたが、ぺろ太くんは全く歩いてくれなかった。
数日間散歩を再開できずにいたアボット奥谷さんは、”なぜぺろ太くんが散歩を嫌がるのか”をずっと考えていた。過去のぺろ太くんの行動を思い返していたところ、とあることが原因ではないかと思い付き、早速行動を開始する…
本作を投稿したX(旧Twitter)には「初めて犬を迎えようとしている人に届いてほしい」「かわいすぎる…おさんぽ楽しんでねぇ…」「超わかるー!」「シーズー界隈の皆さんに読んでほしい〜」「わんこを飼い始めた時のことを思い出す」などの共感コメントが多数寄せられている。
「ぼくが一人で右往左往しているのを笑って楽しんでもらいたい」作者・アボット奥谷さんに作品へのこだわりをインタビュー
――「わんまん」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
今まで動物と暮らした経験がなく、ぺろ太(シーズー)を迎えてからの出来事がどれも初体験のことばかりで、自分にとってはとても新鮮だったので、写真や動画だけではなく、自分の感じたことやぺろ太のことを何かかたちに残したいなと思って、仕事柄、漫画を描くことにしました。
――「わんまん」を描くうえでこだわっている点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
こだわりは特にないのですが、動物未経験者が、犬を迎える前にそれなりに準備をして臨んだものの、予想以上に大変なことばかりで何度も心が折れそうになり、その都度、たくさん悩んだ経験を描いてるので、動物を飼うのって、それなりの覚悟が必要なんだということ、その上で動物と暮らす楽しさが伝わったらいいなと思います。
「ここを見てほしい」というポイントは、犬と暮らしている方は多いですが、一人暮らしで犬を迎える方はなかなかいなくて、そこがこの漫画のアイデンティティだと思っているので、ぼくが一人で右往左往しているのを笑って楽しんでもらいたいですね。
――10話「さんぽ」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
6ページ目が描きたくて描いた話なので、そこで笑ってもらえたら嬉しいです。
――ぺろ太くんを迎えてから、生活や気持ちで変化したところがあればお教えください。
動物にも人にも寛容になりました。犬との生活は予定通りに行くことの方が少なくて、ちょっとした変更や中止、延期は当たり前だし、その辺におしっこやうんこをされまくるので、服が汚れることや異臭などにも慣れてしまって、普段の生活や人間関係でイライラすることが減りました。
あと、それまで運動の習慣がなかったのですが、毎日長時間散歩していて、たくさん歩くようになりました。飲みに行く回数も激減し、犬を飼うのって、飼い主の健康にも良いんじゃないか!?と思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
まだまだ描きたいことがたくさんありますが、いつかそれをまとめて書籍にするのが目標です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも読んでいただいてありがとうございます。漫画を公開してから、たくさん共感や意見をいただくようになり、自分は一人で犬と暮らしてるけど、たくさんの人に見守っていただいてるようで心強いなと思っています。ぺろ太のこともたくさんの人に好きになってもらえて嬉しいです。