公開中の映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」が公開30日間で270万人、興行収入32億円を突破する大ヒットとなったことを記念して20日、出演者の上野樹里、玉木宏と、武内英樹監督が都内で舞台あいさつを行った。
本作は、二ノ宮知子原作の人気漫画を実写映画化したもの。ピアニストの“のだめ”こと野田恵(上野)と、指揮者・千秋真一(玉木)の恋と成長を描いたラブコメディーで、本作に続く後編は4月17日(土)に公開が予定されている。
上野は「本当にうれしいです。後編もこの勢いで皆さんに応援していただけたらと思います。興行収入のランキングがずっと2位に入っていたのはお客さんが何度も見てくださったからですよね」と観客に感謝した。
“この作品から学んだことは何か”という質問に、玉木は「原作を読んだ時、これを映像化するのは難しいんじゃないかと思いました。監督やキャスト、それぞれに課題があった作品で、それをどう乗り越えていくのかをみんなで試行錯誤しながら作っていけたことや、作品作りのベースとなるところを一緒に作っていけたことが良かったです」と、落ち着いた返答を。上野は「学んだことは多いですよ。生きるってこと全部学んでる感じです」と答えた。武内監督は「学んだことは、天然の女優さんの扱い方ですかね。彼女は本当に天才だと思うんですけど、今までにいないタイプなんで」とコメント。それに対し上野が「でもそれ、あたしにしか使えないですね」とツッこみ、会場の笑いを誘った。
また、上野は「後編の公開がすぐなので、前編のDVD化が間に合わないと思うんですね。なので、前編を見た人しか話についていけないってことなので、周りのまだ見ていない人を誘って、また映画館に来てください」とアピールした。
全国東宝系にて公開中