「力道山 生誕100年」と題して、力士からプロレスラーになった力道山が俳優として出演した映画が、CSチャンネル「衛星劇場」にて11月に放送。力道山が自らの半生記を演じた「力道山物語 怒涛の男」など美空ひばりさんも友情出演した作品が特集される。
「力道山物語 怒涛の男」(1955年)
放送日:11月9日(土)午前9:00~ほか
全世界プロレス界の人気者、われ等のリキ(力道山)が自ら演ずる、熱血波瀾の半生記。スポーツ映画の決定版。
九州大村市。子供達の野球のボールが農家の風呂場の窓ガラスをつきやぶった。作造爺のどなり声に恐れることなく「俺だよ」と答えた正義感の強い少年は、後に力道山と言われる百田光浩だった。5年の月日が流れた冬の夜明け、両国の街をよれよれの浴衣にざんぎり頭で歩くのは、故郷の人々に送られて角力生活に入った16才の光浩の姿だった。
「激闘」(1959年)
放送日:11月2日(土)午前9:00~ほか
力道山が殺し屋一味を相手に活躍するアクション・ドラマ。アーモンドコーラ社長の劉大爺(沢村国太郎)は、日本での売り出し契約を昭和果汁との間に結ぶが、日本へ渡る直前に何者かに襲われた。腹心の室田(力道山)に会社の権利書類一切を渡し、日本へ残してきた娘に渡してくれるよう言って事切れた。室田は日本へ渡ったが、待ち構えていたのはアーモンドコーラの権利を狙う香港貿易界の顔役ジェームス・ホウ(佐々木孝丸)の一味だった。
「純情部隊」(1957年)
放送日:11月5日(火)深夜2:00~ほか
終戦間近の8月、郊外のとある内務班では、召集されて間もない補充兵隊が起床ラッパで跳ね起きた。点呼の整列の中には、力士上がりの光田(力道山)、元社長の安永(進藤英太郎)、浪曲師の虎沢(広沢虎造)、流行歌手の谷村(ディック・ミネ) など愛嬌のある兵隊ばかりが顔を揃える。そんな彼らに第一線出動命令が下されるも、支度中に終戦となり泣き崩れるばかり。5年後のクリスマスに両国橋での再会を約束し、懐かしの我が家へとそれぞれ帰っていく。