全国のモノノフが見守る中、幕を開けた夜公演
「Night flight(夜公演)」のテーマは<今ここにいる。>。夜公演はアイドル専門チャンネル「ニコドルチャンネル」でも生配信され、全国のモノノフが見守る中でファイナル公演はスタート。
ステージ後方の大型ビジョンに、キャリーケースを持ち、空港内を歩くキャビンアテンダント姿の高城が映し出されると、そこにレーザーの照明も加わり、まるで映画の始まりのような形で「Night flight(夜公演)」は幕を開ける。
オープニングは、ツアーのテーマ曲「ポジティブ・アテンションプリーズ!」。昼公演同様にバックバンドを従えての始まりとなったが、夜公演ではさらに四人の女性ダンサーも加わる。
高城と同じく紫のCA衣装を纏ったダンサーと共に、キャリーケースを持ってのフォーメーションダンスを披露。旅の始まりを想起させるようなライブの幕開けに。
そして、青い空と青い海が映し出される中、「今日という日を最強の一日にしましょう!」というあおりから「SKY HIGH」「まるごとれにちゃん」というポジティブな高城のソロ曲が続くと、淡い恋心を描いたMVが注目集めた1曲「じれったいな」へ。夜公演は、バンド・ダンサー含め10人という大所帯でのパフォーマンスでスタートしたため、より期待値が高まるオープニングに。
衣装チェンジタイムでは、ステージではバンドメンバーが「しょこららいおん」や「M&S~ママパパへ~」など、高城のソロ曲をメドレーでつなぎ会場を温める。そして、キラキラストーンをあしらい、ゴージャスでセクシーな黒のショートパンツ衣装に着替えた高城がステージに戻ると、「Dancingれにちゃん」で次のブロックはスタート。
女性ダンサーとのパフォーマンスにモノノフが熱い視線と声援を送る中、SPEEDのカバー「Go! Go! Heaven」、ももクロ楽曲「レディ・メイ」、さらに「声出せー!」とあおりながらダンスナンバー「words of the mind -brand new journey-」へと続いていく。
まさかの“禁じ手”を披露
高城がちょっと大人なぶりぶりアイドル衣装に着替えると、ももクロ初期楽曲「ミライボウル」で後半戦へと突入。<POSITIVE>と書かれたハート型のうちわを片手に、曲中には客席にサイン入りのカラーボールを投げるというファンファービスも。
続いて、ももクロの後輩グループのいぎなり東北産「沼れ!マイラバー」と超ときめき・宣伝部の「最上級にかわいいの!」のカバーで沸かせると、ツアー初日から披露されてきた「だってれにちゃんなんだもーん☆」で会場の盛り上がりも最高潮に。
この曲は“禁じ手”とも言えるような佐々木彩夏の人気ソロ曲「だって あーりんなんだもーん☆」の替え歌カバー。歌詞の「あーりん」部分を「れにちゃん」に替えて歌唱し、後半の「変わるわよー」の部分で衣装のスカートの一部を外すと、モノノフからは「れにちゃん、かわいいよ!」「最高!」といった掛け声が上がる。
高城のアイドル愛がぎゅっと詰まったブロックとなったが、キラキラした表情で「やっぱりアイドルが大好き。アイドルになれた世界線が全て」と、昼公演からの流れで見ていたモノノフの心に響く言葉を送る。
そして、再びバンドメンバーを呼び込むと、ライブもいよいよラストスパート。「まだまだ“アイドルれにちゃん”を楽しむ準備はできていますか?」と客席とニコ生に呼び掛けると、ソロ曲の「spart!」「Tail wind」を女性ダンサーと共にパフォーマンス。
最後はビジョンにたくさんのハートマークが映し出される中、圧倒的な一体感と多幸感、そして、ポジティブオーラ全開の空気に包まれた「everydayれにちゃん」でライブ本編は終了した。