「このメンバーで最後を迎えたいという気持ちが強かった」SKE48大矢真那が“らしさ”全開の卒業コンサート!
大矢真那 囲み全文【後編】
――小嶋陽菜さんからのビデオメッセージを見たときの気持ちは?
陽菜さんって私に対して冷たいというか、「陽菜さ~ん」って行っても「また真那来た」みたいな感じで結構雑にあしらわれることが多くて。でも、私はそんな陽菜さんが大好きで、お下がりの服をいただいて着るたびに写真を撮って、陽菜さんに「きょう着ました!」って送って、既読無視みたいな(笑)。そういう感じのやりとりだったので、あの映像を見て「やっぱり陽菜さん、私のこと好きでいてくれたんだ」と思ってうれしかったです。この後、長文のLINEを送ろうと思います(笑)。
――かつての同期のメンバーからメッセージはありましたか?
リハーサルの最中に(松井)玲奈から着信があって、リハーサル中だったので出られなかったんですけど、すぐ掛け直したら出てくれて、「見に行けることになったから楽しみにしてるね。ごめんね、リハーサルで忙しいのに」って、その一言のために電話をくれました。なので、「きょうは玲奈が見に来てるんだ」と思ったら、「頑張らなきゃ」と思いました。あとは、結構前に卒業した初期のメンバーとか、2期生や3期生のメンバーもLINEをくれたりしました。でも、卒業発表をしたときの方がいっぱい来ました。
――個性派揃いだった1期生の中で、“大矢真那”はどういうポジションのメンバーだったと思いますか?
私はみんなに比べたら全然キャラも存在感もないし、芸能界向きの性格じゃないメンバーだったので、“空気”みたいな。
――でも、きょうのハプニングみたいに、天性の何かを持っているような感じはするんですけど。
何を期待されているかも分からなくて、何が面白いのかも分からない…(笑)。きょうもボケは一切していないです。
――アンコールの「永遠のレガシー」は、客席が大矢さんのメンバーカラーの青と白で染まっていましたが、それを見たときの気持ちは?
最初はファンの方に「好きな色は何?」って聞かれて、「青と白が好きです」って答えたらそれが自分のカラーになったんですよ。私の色を振ってもらっているときにピンクとかを振ってもらっているメンバーを見るとすごくうらやましくて。「何で『青と白が好きです』って言ったんだろう」って後悔してたんです。でも、どんどん好きになっていって、今では「何で」なんて思わないくらい誇りをもって、“青白といったら大矢真那”と思っているので、あの光景を見たときに、ファンの方がみんな私のことを考えて送り出してくださってるんだって思うと、胸が熱くなりました。
――歌っているときも、感極まっているように見えました。
秋元先生の書いてくださった歌詞が自分の感情とリンクすることばかりで、あと、これが自分にとって最後のSKE48としてのコンサートなんだって思ったら、何か泣けました。きょうまでに「永遠のレガシー」を100回歌うって決めて、何があってもいいように100回以上歌ってきたんです。私の中で100回というのはおまじないとして決めているんですけど、100回以上歌ってきたのにあんなに泣いてしまったのがとっても悔しいです。心残りになってしまいました。
――卒業後にやりたいことは?
SKE48にいてできなかったいろんなお勉強をしたいと思っていて、いろいろプランはあるんですけど、まずは電化製品の使い方と、お料理ができるようになりたいなと思っています(笑)。
――恋愛は?
恋愛もしたいです! 私は今まで“白馬に乗った王子様がいい”って言ってきたんですけど、卒業発表した後もその理想は変わりませんでした(笑)。白馬が似合って、さっそうと馬で迎えに来てくれるような人がいいです。