昭則「一番の推しは菜月だ。菜月と一緒にいられるなら何でもいい」
SBOのメンバーたちが菜月に謝罪。昭則は「最終的には私が判断したことです」とSBOを擁護するが、菜月の気持ちは収まらない。小さい時から出かける約束をしても、いつも仕事が入ってしまい約束を果たされることがなかった。ようやく同じ趣味を持ち、一緒にライブに行けると思っていたのに、また仕事を優先した昭則に裏切られた気持ちになった。
菜月は「一緒に行けなかったことに怒ってるんじゃない。約束を守らないこと、いつまでも自分を犠牲にしていることに怒ってるの。自分が犠牲になるの、もうやめなよ」と昭則に本音をぶつける。
それを聞いていた大翔は、「少しでもお父さんの役に立ちたい」という息子・直斗の言葉を思い返し、菜月に「お父さん、犠牲になること嫌がってないよ。菜月さんと一緒に過ごすための犠牲だから。お父さんの一番の推しは菜月さんなんだよ」と伝え、昭則が菜月と一緒に過ごす時間を作りたくて、KissBeeのことを勉強して知ろうとしてファンになったことも明かした。
昭則も自分の口からその経緯を話した上で、最初は興味がなかったKissBeeを本当に好きになったことを伝えて、「一番の推しは菜月だ。菜月と一緒にいられるなら何でもいい。どんな犠牲もいとわない。また一緒に出かけたい」と娘に思いをしっかりと伝えた。
大翔も息子・直斗の言葉に大切なことを気付かされた
今回の大きなテーマは“親子愛”。仕事ばかりで娘の菜月を遊びに連れて行ってあげられなかった昭則は、娘との時間を作るために自分を“犠牲”にしている。この“犠牲”は大切な目的のためなので決してツラいことではないという。
大翔も戦力外になって気づいた。今まで息子・直斗と一緒に過ごす時間がほとんどなかったことに。そして直斗が“父親のために”と思って、すでに自己犠牲の気持ちを持っているということにも気付かされたようだ。直斗はピッチャーの練習をしていたが、それは大翔が名古屋に帰ってきた時に、練習相手になってあげられるようにという思いからだった。大翔もフルスイングだけじゃなく、犠牲バントの大切さにも少し気づけたかも。
SNSにも「お父さんと娘のあったかいドラマで感動しました。推し活素敵」「心温まるいいお話でした。菜月親子に幸あれ」など、親子愛が感じられるエピソードに感動したという声が多く見られる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部