登壇の衣装にも思いを込めて「皆さんに覚えていただけるような人に」
花の柄をあしらった白の着物で登壇した高石だが、その衣装にも特別な思いを込めたという。「作品の時代が明治ということで、お着物を着させていただいて。(柄の)お花は、ハナミズキとワスレナグサです。ワスレナグサは“私のことを忘れないで”という花言葉があります。何者でもない自分が、こうしていまここに立って、皆さんに覚えていただけるような人になれるようにという気持ちを込めました。ハナミズキは感謝と返礼が花言葉なので、今まで支えていただいたたくさんの方に、少しでも感謝の気持ちを返せたらと今回このお着物を選びました」と真っすぐなキラキラとした瞳で語った。
また、ヒロインオーディションにも立ち会ったという脚本担当のふじき氏は、高石が選ばれた決め手について「のちに夫婦になる二人のシーンでの課題の際、本当にこんな雰囲気でこんな会話をしていたのでは?と錯覚するくらい、自分が明治時代に行って二人をのぞき見しているような感覚になったのが印象深かったです」と明かすと、それを受けた高石は、その言葉を噛みしめるように「うれしいです。ありがとうございます」と感謝を告げた。
高石は「小さい頃から“朝ドラ”ヒロインになるのが夢でした。“朝ドラ”ヒロインとして見てくださる皆さんに温かい気持ちになってもらったり、寄り添えるような作品になれるよう精一杯頑張ります」と決意を新たに笑顔を見せ、温かい雰囲気に満ちた会見となった。