シクフォニが総勢18,000人のファンを魅了! “6人6様”の個性が光るワンマン開催、LAN「本当にありがとう、シクフォニが大好き」<ライブレポート>
ソロステージでは“6人6様”の個性が光る
トップバッターのすちは、ロックテイストの「Breaking down」で会場を圧倒。激しいシャウトと広い音域を生かしたボーカルで一気に引き込み、ステージを端から端まで使いきりながら全てのファンに魂をぶつける。
続く雨乃こさめは、かわいいサウンドが特徴的な「Rainy Journey」をラブリーな振り付けと共に披露。雨粒が跳ね上がるような心地よいサウンドに乗せて、軽やかな歌声が会場をポップな“こさめワールド”に包み込む。一転して、狂気じみた高笑いと共に登場した暇72は、憂いと憤りが込められた「鏡鬱し」をダークで力強いサウンドとダンスで表現し、会場のファンを激しく魅了した。
その後、仮面をまとった6人が再び登場。炎の演出を駆使した「アンダーリズムサーカス」、大人の色気あふれるダンスに会場が酔いしれた「Kiss in the Dark」、和の要素を取り入れた「六幻」へと続き、会場の熱気をさらに上げていく。
続けて、みこと、いるま、LANのソロ曲パートへ突入。みことのソロ曲「Juliet」では、王子様らしい爽やかなポップチューンを披露。一筋の光を感じさせるやわらかい歌声を響かせながら、曲の最後でひざまずいて手を差し出す“王子様ポーズ”でファンのハートをわし掴み。まさに自身のメンバーカラーである”黄色い”歓声を浴びた。
続くいるまのソロ曲「Villainous」では、ステージ中央からポップアップで登場。強い意志を感じさせるクールなRapとダンスで、幕張メッセに集結したファンを彼らの描く未来にけん引するかのよう。そんな彼がバトンタッチしたのは、リーダーのLAN。自身がシクフォニと共に歩む未来への思いを込めた楽曲「Flags」を披露すると、会場はLANの動きに合わせてペンライトを振り、その思いが通じ合う瞬間となった。
シクフォニ公式ビジュアルと同じマント姿のメンバーが揃うと、いるまが「この衣装で出てきたということは…次の曲、分かるよな? みんなで曲名を叫んでください!」とあおり、ファンはグループの原点「J0KER×JOK3R」と待望の歓声をあげ、ついにラストスパートに突入! その掛け声に応え、同曲と2周年を記念する楽曲「Burn it All」を披露し、会場はより一層大きな熱気に包まれた。
幕引きのMCでは、それぞれライブやグループへの想いを明かし、メンバー6人が肩を組んで絆を見せる場面も。LANは「本当にありがとう、シクフォニが大好きです」と涙を光らせた。
いるまの「最後2曲になったけど、全力で盛り上がれる?」という合図と共に、「2 many fighterz」で会場中がタオルを回しながら熱狂! 大盛り上がりのライブは、「eND oF FaNTaSY.」という曲名のとおりにファンタジックで”CHAOS(カオス)”な空間の幕を閉じた。2周年を超えて、現在の彼らが持つ技術と情熱の全てを注ぎ込んだ圧倒的なステージ。次のライブは一体どんな世界が繰り広げられるのか、期待に胸がふくらむ一夜となった。
さらに、2025年に1stライブツアーの決定が発表。詳細は後日解禁予定。