チョ・ウジンとチ・チャンウクのW主演によるノンストップ・サスペンス「江南(カンナム)Bサイド」が、11月6日(水)より配信される。配信に先立ち、10月30日に韓国・ソウル市内で制作発表会が行われ、主演のウジンとチャンウク、共演のハ・ユンギョンとキム・ヒョンソ、パク・ヌリ監督が出席した。事件を追うエリート刑事を演じるウジンは今回、高校時代以来の人生最高体重まで増量。そのとっておきエピソードを明かし、会場を沸かせた。
ウジン「“ずっしりしていてかわいいおじさん”を表現したかった」
「江南Bサイド」は、江南で失踪した“クラブのエース”を捜索する刑事と検事、そして江南を牛耳るミステリアスな男が巻き起こすスピード感あふれるサスペンス。10月に行われた「第29回釜山国際映画祭」ではオンスクリーンセクションの招待作に選ばれるなど、配信開始前から世界の期待を集める作品だ。
ウジンが演じるのは、江南地区の女性連続行方不明事件を捜査するため左遷先から呼び戻された元エリート刑事カン・ドンウ。痛烈なパンチを繰り出すアクションシーンも用意されている。そんなドンウ役に「親しみのある“身近にいてほしい大人”。最近かわいらしいおじさんが流行ってるんですが、そのイメージに近づこうとしました。重量感を出してほしいという監督の指示もあって、“ずっしりしていてかわいいおじさん”をイメージしました」と言い、体重を18kg増量したことを打ち明けた。
「江南で食べられるハンドメイドハンバーガーを全部制覇したぐらいたくさん食べました」とおどけ、「高校の時も85~90kgほどありましたが、当時は運動をしていなかったんです。今回は運動もたくさんしての増量だったので、モニター越しで自分を見ても、この体格はなかなか見慣れませんでしたね」と、肉体改造で仕上がった自身の肉体に満足感をにじませた。
“アジアのプリンス”チャンウクが強烈な裏社会キャラに
一方、江南のアンダーグラウンドでうごめく謎の男ユン・ギルホを演じるチャンウクは、ドラマ「最悪の悪」(2023年)でも反社会組織に潜入捜査する刑事役で新境地を開いたのが記憶に新しいが、今回演じるのは正真正銘、裏社会に属する人物。周囲をにらみつける目つきは“アジアのプリンス”と呼ばれるチャンウクとは似ても似つかない強烈さだ。