菜々緒“鷹野”「私会ったことありますよ、その女に」工藤阿須加“雉谷”が彼女に土下座する姿を目撃<無能の鷹>
「無能の鷹」第4話あらすじ
第4話は――
圧倒的なデキるオーラを醸しながらも、衝撃的な無能ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)。今日もホワイドボードの板書を任されるも、気づけば意味不明な壁画になっている始末。
そんな鷹野が見つめる先には、ダルそうにプリンターで資料を印刷し、ホチキス留めする雉谷(工藤阿須加)。雉谷が作った資料、それは部長の離乳食なるもので、専門用語に不慣れな部長・朱雀(高橋克実)用に雉谷が必要最低限の内容をまとめた“アホ専用資料”。新入社員の鶸田(塩野瑛久)は、そんな先輩の介護にも似た行動を「上司への忖度」もしくは「思いやり」なのかと思うが、同僚の鵜飼(さとうほなみ)は「雉谷くんは、面倒なことになる前に早めに手を打ってるだけ」と評する。
その後も鶸田は、「会社でさまざまな地雷を踏まない」ために全力を尽くす男・雉谷のさまざまな能力を目の当たりにする。取引先に応じて好青年からチャラ男までキャラを使い分ける演技力、鶸田は上司にハシゴを外されないためのメールでのCc巻き込み術、社内の人物を憑依させて揉めない社内調整をシミュレーションする危機回避能力。その立ち回りのうまさから、うっかり今年の社内運動会の仕切りを頼まれるも、言葉巧みに誘導して、優しすぎて損ばかりの鳩山(井浦新)に見事役割を押し付け、ほくそ笑むのだった。
一方、恋人のマミ(市川美織)とも面倒になることを避け、彼女の地雷を踏まないよう細心の注意を払いながら交際する雉谷。しかし、クレイジーすぎる彼女に振り回され、雨の中土下座する姿を、鷹野に目撃されてしまう。さらには、会社でうまくやりすぎて朱雀に評価され、望まぬ出世街道へ誘われつつあることに気づき、追い詰められた雉谷は転職を考え始める。
そんな中、緊急入院した鳩山に代わり、雉谷は、鷹野と鶸田とリスケの利かない企業へ代理で営業に行くことに。しかし、社長の二矢(みのすけ)は愛猫が脱走してしまい、感情を失っている状態。「これは契約どころではない、一度帰って出直そう」、そう雉谷が決めて引き返そうとしたその瞬間、またもや鷹野がとんでもない奇跡を巻き起こす。
――という物語が描かれる。