窪塚洋介「2巻目ぐらいで出たくないってなって…」
窪塚は「原作を読んで、2巻目ぐらいで出たくないってなって。もうあまりにも凄惨な内容で…。でもあと1巻だけ読んでくれっていうことをマネージャーに言われて。そしたらこの作品の意味がわかるからっていうことで、(読んだら)文字通りそういう風になりました」と振り返った。
そして「何が正義で何が悪かっていうことって、(見る人の)視点でも違うし、その状況だったりとか、すごい移ろいやすかったり不安定なものっていうのを見事に作品にして、答えはないと俺は思うんですけど、その中でも、じゃあ皆さんがどうやって感じるのかっていうところがこの作品をやる意義なのかなという風に思った」と述べた。
亀梨和也「皆さん、心して見ていただきたい」
亀梨も「作品自体、見ていて目を背けたくなるような出来事が巻き起こっていて、この辺が非常に、この作品の持っている深いテーマでも あったりするので、本当に皆さん、心して見ていただきたいというか、準備をしながら見ていただきたいなと感じています」と、作品の持つ重いテーマに言及したあと、茶目っけたっぷりに「まずここまで」と通訳を促す。
通訳されるのを聞いて、窪塚と2人目を見交わしたり、頷きあったり…作品同様、息の合ったバディぶりを見せつつ、シリアスな作品とは真逆、和やかに会場を盛り上げた。
また、現場での様子について、亀梨が窪塚を「初めて共演させていただいて、こういった作風ではあるんですけど、現場はすごく穏やかな時間もしっかり作ってくださって。先頭で引っ張っていってくださった」と言えば、窪塚は「それはお互い様」と応答。
そして、亀梨のことを「皆さんの方がご存知だと思いますけど、その役に向かう、仕事に向かうっていう姿勢がもう素晴らしいんで。俺も頑張んなきゃって本当に思いました」とコメント。 「すごくたくさんいい刺激をもらって現場を引っ張ってくれたって言うけど、俺からしたら人という字の上側が俺で、下側が亀ちゃん」と言い、2人で「人」の文字を体で表し、会場は爆笑。窪塚も亀梨と大笑いしながら、「本当にいいエネルギーをいっぱい頂いてました」と絶賛した。