コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は紹介するのは、現在書籍が5巻まで発売されて、さらにYouTubeでのアニメ化を経て映画化も決定した『おでかけ子ザメ』シリーズの作者であるペンギンボックスさんの『きつねのうどん』だ。
『おでかけ子ザメ』シリーズのキャラ「きつねちゃん」にフォーカスを当てた同作は、以前X(旧Twitter)に投稿されると、好評を博して16万もの「いいね」を獲得。そこで作者のペンギンボックスさんに、主人公の「子ザメちゃん」ではなく、きつねちゃんがメインとなった同作を手がけたきっかけについて話を伺った。
きつねの集団がうどん作りで人助け!
ある日、うどん屋の店主が仕込みをしていたところ、外から「こゃん」という鳴き声が。扉を開けてみると、そこには、きつねちゃんが座って待っている。店主が「おあげ」を与えると、きつねちゃんはおいしそうにおあげを食べるのだった。
後日、再びきつねちゃんがうどん屋に訪れるも、店主は腰を痛めてしまい動けない状態だった。店も休みにしてしまい、店主は「お客さんのためにお店をあけたかったなぁ」と悔しそうに言葉をもらす。すると、きつねちゃんは外に出るや否や「こやーん」と叫ぶと、グレー、イエロー、ホワイトといったさまざまな種類のきつね集団「きつねちゃんず」が一堂に会した。そして、みなは手始めに、スーパーに食材や調味料の買い出しに向かい…。
きつねちゃんずの活躍が描かれた同作には、読者からは「良い話なうえにきつねたちの様子が可愛すぎる」「生地をこねる姿がたまらん」など好評の声が数多く寄せられていた。
シリーズでは珍しい「爪」が見どころ?
――『きつねのうどん』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
『おでかけ子ザメ』に登場する「きつねちゃん」が主人公のお話を描きたいなと思いつき、漫画を描きました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
きつねちゃん以外にもいろんなきつね(きつねちゃんず)が登場し、それぞれ得意技を披露していくシーンです。もしかしたら、他にも得意な技があるのかもしれません。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
「ちゃき」です!普段あまり爪を描く機会がないので新鮮でした。あんな爪、どこにしまっているのでしょうか。
――『きつねのうどん』が含まれる『おでかけ子ザメ』シリーズには、今回のきつねのように魅力的なキャラが多数描かれています。そういった可愛らしいキャラたちは、どのようにして生まれるものなのでしょうか?
柔らかいラインと表情です。表情と言っても顔だけでない、体に出る表情なども含まれます。自分が好きなものも混ぜています。どんどん増やして描いていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでいただき本当にありがとうございます!「きつねちゃんず」の詳しいことがわかる企画も製作中です。映画もあったりイベントもあったり、楽しいことが盛りだくさんなので、ぜひ子ザメたちと楽しんでいただけますと、とても嬉しく思います!