コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、はいどろ漫画さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「ぶりっこアンリ」だ。11月5日時点で4000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。
“はいどろ漫画”さんは、地べた這太郎さんと泥水すするさんのお2人で活動されているアカウントだ。「ぶりっこアンリ」は、お2人が体験した話や知人から聞いた話を元に作られたストーリー。今回は作者のお2人に制作の背景を伺った。
ある日ぶりっこな新入社員が入社してきた…!
主人公の沢田ルナはつぶつぶ商事に勤める肉食系OL。日頃から男性社員にも媚びを売っているため、仕事のミスも大目に見てもらったり女の武器を最大限に使っていた。
そんなルナがいる部署に新人の安野アンリが入社してきた。
挨拶の時点で『わかるぞ・・・こいつ・・・ぶりっ子(同類)だ!!』と女の勘が働くルナ。
ルナの勘はあたり、アンリは瞬く間に男性社員の間で人気を博していったのだ。それだけではなく、アンリはルナの隣のデスクになり、ルナが教育係になってしまう。
そんな2人の女の戦いが繰り広げられる……!
実際に漫画を読んだ人達からは「おもしろすぎて一気読みしてしまった」「なんかスカッとした」「最近この漫画ハマってる」「笑い転げてスッキリしました」と、いった声があがっている。
今回は、作者のお2人に『ぶりっこアンリ』の制作について話を伺った。
作者・地べた這太郎さんと泥水すするさんの創作背景とこだわり
――「ぶりっこアンリ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
泥水すする・地べた這太郎:もともと「二股男の終わらせ方」という短いストーリー漫画を描いていて、そこで登場したライバル女性・ルナが主人公の話を描きたいな~という気持ちから生まれました。
――「ぶりっこアンリ」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
泥水すする:こだわりは「悪役の再犯防止策」ですね。
普通は人に嫌がらせをされたら、その人から離れる…みたいな策を取ると思うのですが自分はそれでよくても、また新たな被害者が出ると思うんです。
悪いことをしたキャラに対し、ここまでやるか?というくらい徹底的にギタギタにして、「これだと繰り返さないかもな」って読者の方に感じて頂けるように努力しています。
この話も、悪役たちの末路までしっかり描いてますので、ぜひブログでご覧ください!
地べた這太郎:見てほしいポイントは、やはりセリフ回しでしょうか。
ストーリーに最初はなかった面白いセリフを、泥水すするさんが下書きにする段階で考えて差し込んでくださったりするのでネームを受け取るたびに吹き出しています。
――はいどろ漫画では、地べた這太郎さんと泥水すするさんお2人で活動されていますが、どのように分担して漫画を描かれているのでしょうか?
泥水すする・地べた這太郎:作品によってネーム担当、作画担当を分けています。
「ぶりっこアンリ」は、人から聞いたり自分たちで体験したお話をもとにストーリーを二人で相談しながら考えて泥水すするが下書き・地べた這太郎が作画を担当しています。
地べたと泥水ふたりで「はいどろ漫画」なので、絵柄を見分けて頂かなくても全然大丈夫ですが、よーく見ると、地べた作画と泥水作画でペンの感じが違ったりしています。笑。
――お2人で活動されるきっかけなどはあったのでしょうか?
泥水すする・地べた這太郎:元々、ふたりとも漫画の描ける友達同士です。
泥水すするが、波乱万丈な人生のエピソードをたくさん持っていまして、それをマンガにできたら、同じ境遇の人の力になれたりこういう人は気を付けた方がいいよ…など注意喚起になるのでは?という思いから、描き始めました。
――お2人の今後の展望や目標をお教えください。
泥水すする:今年、目標だった「ライブドア公式ブロガー」になることができたので もっとたくさんの方々に漫画を見ていただきたいですね。
今後も、身近なスカッとをお届けできる作品を生み出していきたいです!
地べた這太郎:希望で言えば、ルナのキャラデザインが自分でも気に入ってるので他の方にイラストを描いていただいたり、コスプレイヤーさんにコスプレしていただけたら嬉しいな…と夢見ています…!
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
地べた這太郎:ひとえに、漫画を読んでくださっている方々の応援のおかげで毎日描き続けられています。
これからも、たくさん読んでいただけたら嬉しいです!
泥水すする:まだまだWeb漫画界では新参の私達。読者様たちには感謝の一言です。
今後も勉強しながら、いろんなジャンルに挑戦していきたいと思います!