4月よりレギュラー番組となった「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」(毎週木曜夜10:00~、BSフジ)が、10月31日(木)に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛されるお店を飲み歩き、お店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組だ。今回は番組初の遠征後編で、熊本県・熊本市にて1人飲み歩くようすが見られる。
初遠征2日目は復興が進む熊本市内へ
番組初の遠征先である熊本での2日目を満喫する飯島は、熊本市内へとやってきていた。まだまだ作業の様子が伺える熊本城をバックに、1日目を振り返る。前日のことを楽しみ過ぎた、飲み過ぎたと笑う飯島は、反省の口ぶりとは裏腹にとても楽しそう。スタッフたちとのはじめてのお泊りということもあって、ハメを外し過ぎてしまったようだ。
飯島が訪れている熊本市は熊本県の県庁所在地で、開業100周年を迎える路面電車・熊本市電や先程飯島が訪れていた熊本城が代表的なシンボル。そんな熊本市内を歩きつつ、スタッフに「どうですか、熊本は」と振って困らせるお茶目なひと幕も。
そうして飯島が到着したのは数々の酒樽が並ぶ「熊本屋台村」。あと3時間で飛行機の時間になってしまうのだが、2軒は入れるだろうと強気の姿勢を見せる。多くの店が並ぶ屋台村のなかを、さっそく見学をしていく飯島。
「熊本屋台村」は、2022年に“人と街の活性化”を目指して作られた新たな「飲みニケーション」の場だ。食と遊びのランドマークとして、熊本を代表する飲食店が17店舗入っている。1度端まで歩いたあと、改めてどの店舗に入るか悩む飯島。気になったのは「新・お母さん食堂 明るく楽しく年金酒場」。お店のママ・江藤恵美さんが、人生の先輩方に楽しんでもらいたいと始めたお店らしい。
日替わり小鉢と美味しいお酒が楽しめるという看板のほか、60歳以上は10%割引という特徴的な割引を用意していた。飯島は最初、「(60歳になる)4年後にまた来よっかな…」とこぼしていたが、どうしても気になったのか結局入店することに。
「お邪魔します」と声をかけながら、先に来ていたお客さんの隣に座る飯島。「飯島さん!」と反応してくれたお客さんにあいさつし、そのままゆっくりと飲み始める。「(熊本弁で)とりあえずってなんて言うんですか?」と聞くと、「さしより」と教えてもらった飯島は「さしよりビールで!」とウキウキで注文するのだった。
あか牛すき焼き鍋とともに飲むお酒は格別の味わい
キンキンに冷えたビールを受け取り、先客である常連客の2人と飲み交わす飯島。「新・お母さん食堂 明るく楽しく年金酒場」は、営業が始まる夜3時からずっと長居する人もいるほどの人気を誇る。ユーモアに富んだ常連さんのおかげもあり、楽しい時間を過ごすしていく。
「お母さんカレー」「腹黒ぎょうざ」といった面白ネームのメニューを食べていたところ、常連さんから夜光貝のペンダントなどをプレゼントしていただく飯島。「普通の飲み屋じゃこんなのいただけないですよ。流石ですよ」と予想外のイベントに大喜びするのだった。
「年金酒場」でまったり飲んでいた飯島だったが、飛行機の時間も迫っているということで次のお店へ向かうことに。お客も増えてきた「熊本屋台村」の店を眺めつつ、飯島が入店したのは「かごっま屋台 黒で乾杯」。熊本料理と鹿児島料理の両方を堪能できるお店で、熊本あか牛を使ったすき焼き鍋、鹿児島黒豚を使ったしゃぶしゃぶのほか、からし蓮根や黒豚ハラミ焼きなど熊本と鹿児島の味を楽しめるお店だ。
「あ!白岳の!」スタッフが着るエプロンに白岳の銘柄が見えてテンションをあげた飯島は、熊本のお酒である「天草晩柑サワー」を注文。「おいしい。独特な柑橘系の味がしますね!!」と笑顔を見せ、食事メニューを見ながら悩ましそうに「困っちゃうねえ!!」と笑った。
「熊本といえばあか牛、食べて帰らないと…帰れないですね?」とちょっとフワフワした主張をして、あか牛すき焼き鍋をオーダー。さらに注文した「さつま揚げ」「阿蘇高菜ポテサラ」の味を絶賛していると、お待ちかねの「極 あか牛すき焼き鍋」が到着した。鍋にあか牛をしゃぶしゃぶして、たっぷり卵を絡ませて口に運ぶ。飯島はうっとりと表情が緩み、拍手をしてから「おいしい~!」「最高ですよ…」と何度も口にする。
一緒に食べていた常連客の男性とも乾杯して飲みきったあと、お店をあとにする飯島。改めてお酒も料理も最高だったとしみじみこぼす。「ご飯もおいしくて、お酒もおいしかったですねえ」と満足そうに微笑む飯島。初遠征は大成功の結果に終わるのだった。