活動名を本名に「自分自身に正直な演技を」
明るいキャラクターでも、心に闇を抱えたミステリアスなキャラクターでも視聴者を魅了する実力派俳優キム・ナムギル。彼は2008年に芸名のイ・ハンから本名のキム・ナムギルに活動名を変更している。
「自分自身に正直な演技をしたかった。(本名の)“ナムギル”と呼ばれれば、俳優としてもっと率直になれるのではないかと思った」と改名の理由を語っているナムギル。実際、「善徳女王」でブレークを果たしたのは活動名を本名に変えた翌年のことだ。
そして「30歳を超えれば、自分自身が望んでいる重厚さを持つことができると思った。早く30歳になりたかった」とも。年齢を重ね、より重厚感のある演技ができるようになる日を心待ちにしていたナムギル。強烈な復讐心を体現して注目を集めた初主演作「赤と黒」は、ちょうど彼が満年齢で30歳の時の作品だ。その後、30代のラストイヤーに「熱血司祭」ヘイル役に出会い、40代に入って「悪の心を読む者たち」でさらに重厚感ある演技を披露…と、願った通りの俳優人生を歩んでいる。年齢を重ねるごとに魅力が増す俳優だ。
「熱血司祭」シーズン2まで5年…“謝罪”動画を投稿
素顔は明るくてジョーク好き。今回、5年の時を経て「熱血司祭」シーズン2が実現したことについて、SBS公式YouTubeチャンネルで“謝罪動画”も投稿。「多くの方が『熱血司祭1』を愛してくださいましたが、私がしばらく悪の心も読まなければならなかったし、他のこともあって忙し過ぎ、気付けば5年という時間が流れていました」とちゃめっ気たっぷりに“謝罪”し、話題を呼んだ。
また、共演のイ・ハニらとゲスト出演したトーク番組では、ハニが「彼は他の人たちとは全体エネルギー総量が違うんです」と証言。ナムギル自身も「本当に、両親はまだ私のテンションに苦しんでいます」と応じて共演者たちを笑わせる一幕もあった。
20代から30代、40代へと年齢や経験を重ねる中で、より深みのある演技を模索しながら俳優として大きく成長してきたナムギル。視聴者に愛された“よくキレる司祭”ヘイルとして5年ぶりに登場する「熱血司祭」シーズン2でも、さらに大きく成長した姿を見せてくれそうだ。
「熱血司祭」シーズン2は11月8日(金)スタート。毎週金・土曜に1話ずつディズニープラスのスターで独占配信される(全12話)。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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