堂本光一が11月8日、都内で行われた「Endless SHOCK」開幕記念会見に出席。最後の帝劇公演の幕が開くということで、現在の気持ちを語った。
ラストの帝劇も「いつも通りです」
2000年11月の初演「MILLENNIUM SHOCK」以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける「SHOCK」。2024年は4・5月の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)公演から始まり、7月・8月梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)を走り続けてきたが、いよいよ11月は最後の地・帝国劇場(本編のみ)で開幕する。
会見には上田竜也、福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、綺咲愛里、中村麗乃、前田美波里も出席した。
いよいよ最後の帝劇公演の幕が開くということで、現在の気持ちを堂本は「地方公演も経て、帝劇に戻ってきました。地方公演をやっていたときは、まだ全然最後ということを意識できずにいたんです。それも良かったと思う」と明かし、「帝劇に戻ってきて、帝劇の稽古場で稽古をしているときに、この稽古場ももう最後なんだなと感じたりとか、場当たり自体ももう最後なんだなと感じたりとか、一つずつひしひしと感じてきてはいます」と告白。
「いつもステージに立つときは、初日だろうが千秋楽だろうが中日だろうが関係ないんです。意識している暇もないぐらいのステージなので」と口にし、「今回も初日が始まって、そんなに(最後ということを)意識的にはできないものかなと思っています。一つ一つの公演にかけていくという感じです。いつも通りです」と語った。
観客やキャストに感謝「皆さんのために頑張ろう」
辰巳は「僕ら(ふぉ〜ゆ〜)は、『Endless SHOCK』が、4人で出る初めての舞台だったんです」と振り返り、「楽屋前の名前を見て『自分たちって全員下の名前“ゆう”から始まるんだな』って発見をして、そこから事務所に直談判をして『ふぉ〜ゆ〜』という名前を頂いた」としみじみ。
「『Endless SHOCK』というもの自体が、僕らにとっては生みの親のようなステージなので、本当に感慨深いです」とかみ締め、「光一くんが稽古場や、舞台稽古で写真を撮っている姿を見ていると『終わるんだな』っていうのは感じます」と打ち明けた。
また、堂本は「SHOCK自体、今月で最後になるわけですが、もっと良くしていくということを千秋楽までやっていくと思うんですけど、なんのためにするのか。それは答えがないですもんね」とした上で、「幕を開けたらそこにお客さまがいること、後ろを振り返ればこんなにもたくさん素晴らしい仲間たちがいること、オーケストラピットの下には素晴らしい音楽の皆さんがいること、袖を見渡せばたくさんのスタッフがいること。その皆さんのために頑張ろうということが全てじゃないかなと思っています」と周りに感謝しつつ気持ちを明かした。
◆取材・文=山田果奈映