宮沢りえ「誠実に、心の密度を大切に、本番に挑みたい」と意気込み、佐藤二朗脚本の舞台「そのいのち」開幕
堤泰之(演出)コメント
宮沢りえと佐藤二朗の演技は、言わずもがな濃密で複雑です。上甲にかと佳山明は、障碍のある女性をとことんリアルに演じます。
本間剛と今藤洋子は、作品に軽やかさを与えてくれます。負けじと子役たちも必死で食らい付いています。そして、生きたウサギはマイペースでエサを食べるのです。
役者、スタッフ、介護士の方々、子役たちの親御さん、いきものががり等々、とにかく総力戦です。近年稀にみる総力戦であります。
佐藤二朗コメント
筋ジストロフィーと共生する上甲にか。脳性麻痺の後遺症を抱える佳山明。この2人の女優と共に歩めたことは、座組全員の誇りです。
2人の女優が成し遂げんとすることの向こう側に、2人の女優が開けんとする未踏の扉の向こう側に、目映い光が射すことを心から願う。
佳山明コメント
たくさんお世話になり、そしてご迷惑をお掛けしてしまったスタッフの方々、俳優の皆さまと共に公演初日を迎えることができまして、大変ありがたく光栄に思います。
見てくださるお客さまと一緒に物語の世界を旅しながら、ほんのわずかでも灯りとなりますよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。
上甲にかコメント
本日、初日を迎えられたことを奇跡のように感じています。舞台「そのいのち」に関わる全ての方々に御礼申し上げます。
この座組は、生きている人の力を本気で信じています。私は、相馬花として全力で生き抜きます。
舞台「そのいのち」、どうぞお願いいたします。