清原果耶、子どもと一緒に遊ぶ佐野勇斗の印象を語る「“みんなのお兄ちゃん”みたいな感じ」< マイダイアリー>
清原果耶「佐野さんをはじめとするキャストの皆さんが、なんか優しいんです」
――吉川愛さん、見上愛さん、望月歩さんとの撮影はいかがですか。
清原:この作品は“みんなが別々の方向を見ながら一緒に歩んでいく5人の物語”で、撮影現場でもそのままの印象というか。みんな自分自身のペースも、守りたいものもあるけれど、一緒にいられる居心地の良さがいいなぁと思います。なんの違和感もなく現場に入れていますね。佐野さんをはじめとするキャストの皆さんが、なんか優しいんです。なんか優しいっていうのも変ですけど(笑)。
佐野:でも、みんななんか優しいよね。
清原:思いやりがあるキャストの皆さんばかりなので、すごく穏やかに現場が進んでいると思います。
佐野:この5人って、本当に不思議なんですよ。みんなマイペースで、ワーッと笑うときもあれば、自分のことに集中しているときもある。でも、不思議とバランスが良くて。みんながいい距離感を保っているというか、あまり人生で経験したことがない空気感です。
―女性3人、男性2人ですが、パワーバランスみたいなものは?
清原:星(☆)だと思ってもらえればいいと思います。みんながお互いのパーソナルスペースを知っていて、だから一緒にいられる。星だと思います!
佐野:星なんですよ、僕ら(笑)。でも、たしかに2対3とかになることもないです。みんなマイペースに見えて周りを見ているので、バランスが取れているかもしれないですね。
――最年少の清原さん、最年長の佐野さんは少し年齢も離れていますよね。
清原:佐野さんとは「ちはやふる」という映画でご一緒させていただいていた以来でしたが、ひさしぶりという感じもしなかったです。
佐野:全然しなかったですね。ほかのみんなと初めて会ったときには、もっちー(望月歩)がずっと敬語だったかな。
清原:みんな敬語だったよ?もっちーもみかみんも(吉川)愛ちゃんも。私は一番年下なので、敬意を持って「何とお呼びすればいいですか?」と序盤に聞き回っていました(笑)。たとえば見上愛ちゃんが「見上って友達に呼ばれるから、見上って呼んでいいよ」と言ってくれたんですけど、「出会って数日で名字呼び捨て!?」と思って。あまり人のことを名字で呼び捨てにすることはないので、「“みかみん”にさせてください」とか交渉したりしていました(笑)。
――撮影裏ではどんなお話を?
清原:本当に他愛ないことしか話していなくて、みんなで「うさぎ描こっか」と言ってうさぎの絵を描いたり、ペン回しの練習をしたり、裏でも大学生らしいであろうことをしています。
佐野:絵を描いたり、インテリアの話をしたり、お弁当を一緒に食べたり。本当に学生に戻った気分です。
清原:子どもたちが現場にいることもあるんですが、佐野さんは“みんなのお兄ちゃん”みたいな感じで遊んだりもしていて、私は素敵だなと思いました。
佐野:えっ!?全然意識してなかった。僕は、逆に子どもたちから元気をもらっています。
清原:みんなでシーンの話をすることもあって、たとえば「優希のこのセリフが言いづらいんだよね」となったときに、「じゃあ、私がこうしたら言えるようになるかな?」と、みんなが同じ目線と立場で話してくれているなと感じます。今まで同世代のキャストの方とご一緒する機会が少なかったので、それは新鮮でしたね。意見を出し合うというよりは、“思いやり合い”みたいなものを感じています。
――最後に、TVerで作品をご覧になる視聴者へメッセージをお願いします。
佐野:ぜひTVerで「マイダイアリー」を見てほしいです。それから、お気に入り登録もしてくれるとうれしいです。よろしくお願いします!
清原:このドラマが皆さまにとって“お守り”のような作品になることを願っています。「悲しいな」とか「つらいな」とか、過去を振り返って立ち止まってしまったときに、この作品が次に進むきっかけや勇気になれば、すごくうれしいです。
「マイダイアリー」第1話のあらすじ
社会人1年目の恩村優希(清原)は映画を観終わった後、言葉少なに冷めたポップコーンを食べ続ける徳永広海(佐野)を切なく見つめている。やがて空になったポップコーンボックスをゴミ箱に捨てる優希。その瞳にはなぜか涙が。そして優希は、広海と出会った頃の人生の日記を読み返す。
――2年前の4月。3年生になった優希は、新学期を迎えたキャンパスを歩きながら、どことなく物足りなさを感じている大学生活も折り返しを過ぎ、残り2年をどうすれば悔いなく過ごせるのかという漠然とした思いに駆られていた。
そんな優希の前に、桜の木の下で数式を夢中に書き留める一人の男子学生が現れる。春風の中、静かに視線を交わす二人。それが優希と広海との出会いだった。だが、次の瞬間、広海はリュックを置いたまま足早に去っていった。残された優希は、名前も知らないリュックの持ち主探しを、同級生の白石まひる(吉川)、長谷川愛莉(見上)と一緒に開始することに。
一方の広海は、リュックの中に財布を入れていたことも忘れ学食に並んでしまい、お金を払えず立ち往生していたところを、初対面の和田虎之介(望月)に助けられる。広海の事情を知った虎之介は、すぐに授業があるという広海の代わりにリュック探しまで申し出る。
講談社
発売日: 2024/05/02