NHK総合で放送中の「植木等とのぼせもん」(毎週土曜夜8:15-8:45)は、小松政夫の著書を原案に、山本耕史主演でドラマ化したもの。
「スーダラ節」や「無責任男」で時代の寵児(ちょうじ)となった植木等(山本)と、付き人兼運転手として植木を支え続け、後に自身も大活躍する小松政夫(志尊淳)。師弟以上の強い絆で結ばれた2人が、激動の昭和を駆け抜ける。
そんな本作は9月30日(土)に第5話がオンエアされ、小松が思いを寄せるみよ子(武田玲奈)との恋模様も見どころの一つとなる。
存命する人物で、原案の執筆者本人という難役を熱演中の志尊淳に、役作りの苦労や撮影中のエピソードを聞いた。
──オファーを受けた時の心境を教えてください。
ご存命の方を演じるのは初めてですし、しかも30〜40代の小松政夫さんのことは直接知っているわけではないので、うまく演じられるかどうか不安でした。
──ご自身が演じる小松と、似ている部分はありますか?
“何事にもすぐに熱中する”という、(福岡・博多の言葉で)「のぼせもん」の部分は僕も一緒です。そのあたりを、皆さんもよくご存知の“小松さんのイメージ”に重ねていけたらと思いました。
──小松政夫さんご本人とお会いした時は、いかがでしたか?
クランクインする前から、小松さんにはぜひお会いしたいと思っていたんです。それがかなって、実際にお会いできました。
その時、小松さんは声まねなどで当時の様子を再現してくださったんです! “小松イズム”のようなものを強く感じたので、それを作品の中で表現できるようにと考えています。