見る人から信頼される役者になりたい
――12月には『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』が上演されます。社会現象となった作品の主演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?
原作がとても好きな作品なので、全力でアクアを演じたいと感じました。漫画を読んでいるときから、この作品で演じてみたいという気持ちがあったし、やるならアクアがいいなと思っていたので、お話をいただいたときは本当にうれしかったです。
今回の舞台は劇中劇もありますし、原作の第5章である『2.5次元舞台編』を描くので、難しさは感じているのですが、これから稽古が始まるにあたって、どうなっていくのか楽しみですね。
――これから挑戦したいことや、俳優としてどんな姿を目指していきたいか、今後のビジョンを教えていただきたいです。
22歳になるので、若々しく元気な役だけでなく、シリアスな作品でも通用するような芝居をしていきたいなと思います。これまでは学園ドラマに生徒役でたくさん出演させていただいたんですが、これからは先生役ができたら面白そうだなと思います。
「素晴らしき哉、先生!」(ABCテレビ)では葉山奨之さん演じる快斗先生と一緒のシーンが多くて、自分がこの役を演じたら…と考えたときに、まだちょっと若いし頼りないかなと感じたんです。だから25、26歳を迎えた頃に、同じように奮闘している若い先生を演じてみたいと思いました。
現時点では、まずはキャリアを積んで、どういう役がはまり役なのか模索しながら、とにかくいただいた役柄を一生懸命に演じていきたいと思っています。
――最後に、目指す俳優像を教えてください。
「小宮璃央がこの作品でこの役を演じるなら絶対に面白いだろう」と信頼される役者になりたいです。たとえば福田雄一監督作品にムロツヨシさんが出ると聞いたら「面白そう!」って思ったり、「日曜劇場」(TBS)に二宮和也さんが出るなら「見なきゃ!」って感じたりするような。
この人だったらずっと面白く、最後まで作品を見られるだろうなという圧倒的な信頼感を得られるような俳優を目指します。
◆撮影=岡本武志
取材・文=イワイユウ
スタイリスト=北村梓(Office Shimarl)
ヘア&メーク=田中宏昌
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■『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』公式サイト
https://www.marv.jp/special/theater_lalalai/