事件に関係するオンラインゲームでつながる相手とは
続く第2話は、覚醒剤使用の痕跡がある男性が劇症肝炎で死亡する症例が立て続けに発生。玲子は事件性を感じ、覚醒剤取締法違反である事件を連続殺人として捜査を始める。被害者は独身サラリーマン3名。今回の捜査の座組みは姫川班と三係の島班、遺体が発見された各所轄から生活安全課と刑組課の刑事が入るという。玲子のことが好きな井岡(生瀬勝久)も捜査に加わる。島(小木茂光)は菊田(西島秀俊)の師匠で、ひたすら足を使い、一つずつ可能性をつぶしてホシにせまるタイプで、手ごわい相手だ。さらに、玲子はガンテツこと勝俣警部補(武田鉄矢)が介入してくることが気がかりだった。
被害者3名はオンラインゲームサイト“ガチャゲー”に会員登録をしていて、ゲームの中で共通の相手と接触していた。玲子はホシがゲームの中で知り合った不特定多数の相手に毒入り麻薬を配っている可能性を疑う。
主役を囲む男性刑事たちにも注目
2020年9月27日に急逝してしまった竹内結子さんが、実直に仕事と向き合い仲間たちと共に事件を解決していく演技が胸を打つ。12年前の作品ということの全体の雰囲気に古さは感じないが、使っている携帯電話がガラケーだったり、出てくる女子高生が「超うける、やば」などと気だるそうにおしゃべりする様子などは若干の懐かしさを感じる。
初回の重要人物が滝藤賢一だったほか、西島秀俊や小出恵介、生瀬勝久、武田鉄矢など次々と出てくる姫川周辺の刑事たちは個性的で見ていて飽きない。残虐で目を背けたくなるシーンもあるがギリギリの描き方で人気となった今作は独特の魅力を放っている。