乃木坂46・岩本蓮加が、11月19日に開催された1st写真集「いたずらな風」(竹書房)の発売記念取材会見に登場。お気に入りカットについてや、撮影エピソードなどを語った。
大人になった“れんたん”の1st写真集
2016年、乃木坂46に3期生として最年少の12歳で加入し、“れんたん”の愛称で親しまれている岩本。“妹キャラ”から現在ではグループになくてはならない存在へと成長を遂げ、グループ活動の他にも最近ではドラマ「そんな家族なら捨てちゃえば?」(カンテレほか)で主演(W主演)を務めるなど、活動の幅を広げている。そんな岩本の1st写真集は、赤道に近いマレーシアで撮影された。リラックスした素顔やカジュアルな笑顔、加入当初のあどけなさとのギャップにドキッとする20歳の女性然とした大人の顔つきなど、あらゆる表情が収められている。
初めて訪れたというマレーシアでの撮影について、岩本は「どんな国なんだろうとちょっと緊張しつつ行ったんですけど、街並みも豊かですし、現地の方も皆さん優しくて全部楽しかったんです。トライシャ(自転車タクシーのようなもの)という乗り物に乗ったら、ちょっとおちゃめにスピード出したりとか急にカーブしてみたりとかされて、スリルを味わえました」と、現地の人々の温かさと“サービス精神”を体感したことを明かす。
地上300mの高さにある全面ガラス張りの“スカイボックス”での先行カットも話題を集めた“KLタワー”(クアラルンプールタワー)での撮影についても「すごく高くて下が怖いんですけど、結構『怖~い!』って言いながら楽しんじゃうタイプなので、そのときのカットの笑顔が素でした。素を引き出していただきましたね」と振り返った。
お気に入りカットには、きれいな景色を眺める“オフショット”を挙げ「このときはもう撮影が終わっていて、夜ご飯をみんなで食べていて。そこのレストランがちょっと外に出られる所だったので、出てみたらすっごくきれいで、『記念に撮ってみよう』ということで収めた1枚が本誌に見開きで使われていて。私もビックリなんですけど、本当に映える写真が撮れたなと思います」と選んだ理由を話しつつ、「あまりのきれいさに感動して、普段しないのに母にビデオ通話するっていうことをマレーシアからしました(笑)。『この空きれいでしょ?』って自慢するくらいきれいでした」と、ほほ笑ましいエピソードを添えた。
一番に渡したい相手は母「ずっと寄り添って応援してくれているので」
また、11月19日に発売された今作をまず誰に渡したいかを問われると、「一番は母に早く見せたいなって思いますね。ずっと乃木坂のオーディション時代からそばで支えてくれていたのは母なので。今は実家を出て一人暮らししていますけど、ずっと寄り添って応援してくれているので」と即答し、「母もファンの人と同じように写真集のお話が来るのを待っていたみたいで、お母さんに言ったときは『ついに来たんだね』って喜んでくれました」と、発売が決まったときの母の反応も明かした。
恒例の“自己採点”を求められると「写真集の自己採点は…“原点”です」と笑顔を見せ、「というのも(加入)9年目なんですけど、今までいろんなことを経験させていただいて、20歳という節目でもある年齢で出させていただくこの写真集は、自分にとってもすごく貴重なもの、宝物のようなもので、今後もっといろんなことに挑戦して、自分自身もさらに成長していく中でこの写真集がまた原点となればいいなという思いを込めて、原点にしました」と力強く理由を明かした。
そして、あらためて「この写真集を見て、『大人になったな』って思ってもらうのもとってもうれしいですけど、『“あの頃のれんたん”もちゃんといるんだな』というのも感じてもらえたらうれしいです。いろんな私をこの1冊で1ページ1ページめくりながら楽しんで見ていただけたらいいなと思います」とアピールし、締めくくった。
◆取材・文・撮影=森井夏月