「ボケカスが!」ボッコボコに殴る姿「ハマり役」の声
何を求められているのかを感じ取って表現することができるというのは、監督や同業者からの信頼を集めるのだろう。演技で見せる顔と、普段の様子のギャップも魅力のようだ。たまに出演するバラエティー番組や作品のメイキング動画には「こんなに優しい人だとは知らなかった!」(伊藤沙莉)、「怖いイメージがあったけど、すごい柔らかい方」(吉沢亮)、「こんな人いるんだっていうぐらい素晴らしい俳優。ただ普段はバカなんですよ(笑)」(堤真一)などといった、好印象トークがずらりと寄せられている。
そんな柳楽の好青年ぶりと狂気さが合わさったハイブリッドな役ともいえる「ガンニバル」シーズン2が2025年3月19日(水)より、シーズン1と同様ディズニープラスのスターで独占配信されることが発表された。累計発行部数350万部を超える二宮正明のサスペンスコミック「ガンニバル」を実写化した同作は、監督・片山慎三、脚本・大江崇允のヴィレッジ・サイコスリラー。主人公の警察官・阿川大悟を演じる柳楽は、前作で、都会から遠く離れた山間にある供花村(くげむら)の「……この村では、人が喰われているらしい」という信じがたいうわさの真相に迫った。「ボケカスが!」「やるならこいよ、相手になんぞ」と絶叫しながら血を流す大悟の姿は迫力満点だ。
前作は大悟が村に隠されたある真実にたどり着く寸前のところで幕を閉じ、「駐在さんが一番コワい」「メンタル、フィジカル共に最強」「柳楽くんのハマり役」などの反響が寄せられた。またあのゾクゾクするようなエネルギッシュな顔が見られるとあって、続編を待ちわびるファンも多い。
作品に合った雰囲気と役を持ち前の勘で自在に操る俳優、柳楽優弥の新たな顔はこれからもずっと更新されていく。
◆文=ザテレビジョンドラマ部