コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『津軽弁ヤンデレ男子』を紹介する。作者の愛犬ぽちちさんが、9月15日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.9万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、愛犬ぽちちさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
連絡ができなかった彼女に詰め寄るヤンデレ彼氏
男性が「遅かったね。何してたの?俺さあ、何回も電話したんだけどなんで出なかったの?」と女性に詰め寄る。「ごめんスマホの充電切れちゃって…」という女性の言葉に、男性は聞く耳を持たない。
「へぇ俺なんかよりそんなに友達が大事なんだ」「会ってたのは男?」とエスカレートする男性に、女性は必死に反論。
すると、突然「じゃあなんで電話でなじゃよ!!」と男性は大声を上げた。しかし女性は、「!?」「今…なんて…?」と驚きの表情を見せる。
しかし、「ずっとずっっと心配してたのに」「わのこどが大切でねの!?」と男性の方言は止まらず…。
この漫画を読んだ人たちからは、「綺麗な方の津軽弁ですね」「テレビで字幕つく系の方言」「津軽弁最高…」「本当にワケがわからないまま監禁されそう」「女の子の戸惑ってる顔好き」など、多くのコメントが寄せられている。
言い回しと表情のギャップがたまらない…
――『津軽弁ヤンデレ男子』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
方言や訛りが元々大好きで、「大好物のヤンデレと組み合わせてみたらどうなるんだろう」と思っておりました。後日、編集さんとの打ち合わせの際に、編集さんが「先日ポストで呟いていた方言とヤンデレの組み合わせ凄く良いと思います」と仰ってくれたので一緒に創作することにいたしました。
――ヤンデレ男子の標準語と津軽弁のギャップに、心を奪われてしまいました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
こだわった点は4枚目の最後の顔です。描き慣れない角度だったので、何度も描き直して時間をかけた記憶があります。盛り上がりの部分だったのでドカンと決まるように心がけました。注目してほしいところはちょっとコメディ要素があるところです。津軽弁の言い回しでヤンデレになりきれない感じというか、可愛い感じがするというか、そういうギャップを感じてくれたら嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
目にハイライトのない男の子の表情がお気に入りです。男の子が相手に対して怖い台詞を言うところは描いていてとても楽しいです。顔以外を描くのが苦手なので気に入ったシーンは高確率で顔面ドアップな構図になります。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
まず顔だけ描いてその表情に合いそうな台詞を当てはめています。その話の前後を肉付けするような形が多いです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
顔にこだわっています。TLに流れてきたときにぱっと目を惹かれてほしいなと願いながら描いています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今は1〜2枚だけの漫画が多いので、読み切りなどの長めのお話を描きたいです。投稿頻度もさらに増やしたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもありがとうございます。これからも作品を発表していくので見ていただけたら幸いです!