宏樹が美羽に下した決断に「想像以上の天罰」の声
一方、いなくなった宏樹の行き先を探ろうとしているなかで、宏樹がDNA鑑定を行っていたことを知り、愕然とした美羽。とはいえ、「私一人の罪だから。一生一人で背負っていく。悪いのは私」と真琴に告げた通りの覚悟をしていた。
だが、宏樹が思いがけない決断を下した。
「謝って許されるなんて思ってない。これは私が決めることじゃない。でも、私は、宏樹と栞と一緒に生きていきたい」と言う美羽に、結婚指輪を外した宏樹は「今すぐここから出てって」と告げた。そして「栞は?」と聞く美羽に、「栞の父親は俺だろ」と自分が引き取ると示したのだ。
「栞は宏樹の子だと思ってる」という美羽の言葉を逆手にとったのは、美羽の罪のためだろうか。いや、浅岡に電話したときの「生まれ変わったら、本物の親子になれるかなって」という言葉からすると、もう手放すことができない“宝物”になってもいるのだろう。
もし美羽が妊娠したときに冬月が死んだと思っていたこと、連絡を絶っていることを明かしたらどうだったのかと思わなくもない。けれども美羽は「私一人の罪」という強い思いがあるから、明かすことはなかったのだ。
複雑に絡み合う感情。その中での宏樹の決断は視聴者にも驚きだった。タイトルがトレンド1位になる反響で、「想像の斜め上を行き過ぎて」「想像以上の天罰」「毎回想像を超える怒涛の展開」と、想像、予測がつかない展開で引き付けている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
MENT RECORDING
発売日: 2023/12/31