俳優の浜辺美波が、11月22日に都内で開催された映画「六人の嘘つきな大学生」の初日舞台あいさつに共演の赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠、メガホンをとった佐藤祐市監督と登壇。サプライズで自身に対する“告発文”がステージに登場し、自ら読む場面があった。
「六人の嘘つきな大学生」とは
同作は、現在までに累計65万部を突破している浅倉秋成氏による同名小説を映画化したもの。就職活動を舞台に、大学生6人の裏の顔が暴かれていく「密室サスペンス要素」と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自身の人生と向き合っていく「青春ミステリー要素」を掛け合わせたミステリーサスペンス作品だ。
早稲田大学社会学部の学生で人並み外れた洞察力を持つ主人公・嶌衣織を演じた浜辺は「会議室のシーンはとっても思い出に残っています。あの会議室は台本でも出来上がっていたので感情をあそこに持っていかなきゃいけないということで、6人全員どう感情をあそこまで高めていくか、あのシーンをどう完成させるか試行錯誤していたと思います」と撮影を振り返り、印象に残っていることを明かした。
観客は上映後なので結末まで知っているとはいえ、公開初日ということで、その後もネタバレには細心の注意を払ったトークが続く。そんな中、登壇キャスト陣へのサプライズとして、キャストそれぞれのことをよく知るスタッフより、“裏の顔”が記された“告発文”がステージに登場。これには「やばいよ」「嫌だ~!」「事前に見なくて大丈夫ですか?」「確認しないと」「気になる」などとザワザワ。
浜辺、社用車に動物のぬいぐるみを置く
それぞれ順番に発表していく中、浜辺はざっと中身を読んでピンときたような表情を浮かべながら「浜辺美波はこっそりあるものを増やしている。社用車に動物のぬいぐるみをたくさん置いていて、ドライバーさんにバレないように少しずつ種類を増やしています。大体すぐバレます」と自ら読み上げると、他のキャスト陣から「かわいい~」の声が。
そして山下が「確かに美波ちゃんの車はぬいぐるみが置いてあるから外からでもすぐ分かるもん」と証言すると、浜辺は「そうそう。すごく目立つやつを置いておくんです。たまに、いろんな似たような車が並んでいるときに自分の社用車がどれか分からなくなりません?」と周囲に問い掛けるも、あまり同意は得られず。続けて浜辺は「何回か間違えて(違う関係者などの車に)入っちゃったことがあって(笑)。あれ?違うか、ってなるから、分かりやすくフロントガラスとかに置いておくと自分で間違えない。後ろ(座席)にも鳥が2匹と犬が1匹、デカい犬も1匹いて…とか。増やしていますよ」と告白し、一同を驚かせた。
また、自宅にもぬいぐるみを置いているそうで「ベッドルームにカワウソが10体くらいいます。デカいやつは洗濯機に入らないぐらい。オススメです。安心感があります」とちゃめっ気たっぷりに話し、「良かった(告発内容が)かわいくて!」と、安堵(あんど)していた。
映画「六人の嘘つきな大学生」は全国公開中。
◆取材・文・撮影=森井夏月