11月27日、NHK大阪放送局にて2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合ほか)の出演者発表会見が実施され、高石あかり演じるヒロイン・松野トキの夫・ヘブン役をトミー・バストウが務めることが明らかになった。会見の様子を一般公開する発表となり、高石あかりも登壇した。
「ばけばけ」とは
連続テレビ小説「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルに、外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に『怪談』を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光を当て、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語だ。
実在の人物である小泉セツをモデルとしつつも、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。脚本はふじきみつ彦氏が担当する。
夫・ヘブン役は1767人の中からオーディションで決定
高石あかりが待つステージへ着物姿で登場したトミー・バストウは、「日本語を勉強中のトミーです。“カタコト”ですが許してください」と笑顔で挨拶し、会見はスタート。高石は、トミーに会う前に事前情報を出来るだけ入れないようにと思いながらも気になって調べてしまったと明かしながら、「すごく優しそうだな、ちょっとおちゃめなのかなと、印象を抱いていました。実際にお会いして、その印象がより強まりましたし、スタッフの皆さんから“とりこ”になる方と伺っていたのですごく分かるな、と思いました」と語った。
またトミーも高石の印象について、「明るくて一緒に仕事をしたらとても楽しいだろうなと思いました」と語り、高石は「ありがとうございます」と笑顔を浮かべた。その後もお互いの着物姿を褒め合う、とても和やかな一幕も。
最後に視聴者へのメッセージとしてトミーは「簡単に言うと、精いっぱい頑張ります!」と会見のほとんどを日本語で語り、また高石は「この物語のモデルとなった小泉八雲さんとセツさんお二人の空気感がとても好きなんですが、それはお二人だけの愛があるからだと思っています。トミーさんと一緒に、トキとヘブンの愛を見てくださる皆さんにしっかりお届けできるように楽しく頑張りたいと思います」とアピールした。