――豆原さんから見た撮影現場の雰囲気は?
いち視聴者としてすごいなと思うほどテレビで見たことがある俳優さんばかりで、そんな先輩方と一緒にお芝居できることは、いまだに不思議で緊張もしていますが、皆さんが温かく迎えてくださって。
特に父・和馬役の尾美としのりさんとは、第3話で「医学部に現役合格しているあなたとは世界が違うのよ」と千景に言う鹿乃子(美保純)に視線を向ける場面があり、映像で改めて見て“親子だな”と。僕も作品の一部であることを実感できてとてもうれしかったです。
――主演の神木さんとはどういうお話をされていますか。
デビュー前に歌とダンスとウォーキングのレッスンを受けたのですが、神木さんも全く同じようなレッスンを受けられたと聞いて驚きました。ご自身の趣味の話もたくさんしてくださる神木さんは、すごく物知りで会話のジャンルが幅広いんです。しゃべり出したら止まらないぐらい知識が溢れている方で、お兄ちゃんみたいな存在です。
――お芝居について話すことはありますか?
まだ経験の浅い僕のお芝居に合わせて、神木さんがタイミングを合わせてくれたり、「こう動いたら、僕はこういうふうにやるよ!」と、流れを自然に共有してくださります。僕が迷っているときには「こういうふうにやってみたら?」とさりげなくリードしてくださって、とても助けられています。
――同じくいづみの孫・千景役を演じる片岡凜さんが「豆原さんはいい意味で力が抜けていて、おかげで自分もすっとキャラクターに入れる」と話していました。
僕、こう見えて不安になりがちなんです。周りからもよく「あまり不安ではなさそう」と言われますし、片岡さんにもそう思ってもらっているみたいですが…。実はいつもガチガチに緊張しているんですよ(笑)。
――ちなみに、豆原さんから見た片岡さんの印象は?
年齢は僕より1つ下なのですが、すごく大人っぽくて落ち着いている印象がありました。でもこの前、1日に食べる量は少ないのに結構しっかり運動と筋トレをしていると聞き、思わず「それはやめた方がいいですよ」とツッコんじゃいました(笑)。撮影を重ねていくうちに天然な一面も見えてきていますが、お芝居のときは、グッと役に入られるのがすごくて、そこのギャップがすてきな方ですね。
――第5話ではチョコと抹茶のアイスを選ぶシーンがありました。星也は抹茶を選んでいましたが、あのとき実は片岡さんは抹茶が欲しかったそうで…。
そうなんですか!? 星也的にはどっちでもよくて、適当に抹茶を選んじゃいました。普段だったら「僕はどっちでもいいから、選んでいいよ!」って言うのですが、星也だったからということで…許してください(笑)!
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