志田「食べて感じたままを表情に出しています」
――一人で食事をするシーンはいかがですか?
食べるシーンは一日かけて撮影するのですが、朝はコーヒーしか飲まないで、現場に行っています。大体14時頃に一口目が食べられるんですけど、食べる頃には本当にお腹がペコペコ。なので、一口目がすごくおいしいんです(笑)。お店にいると、調理している音やにおいも感じるので、どんなご飯が出てくるのだろうと楽しんでいます。
――食べるときの表情作りどのように演じていますか?
食べる時の表情はあまり意識していないです。モノローグは決まっていますが、監督が「モノローグに合わせて表情作りとかはしなくて大丈夫なので」と言ってくださったので、食べて感じたままを表情に出しています。カメラの前でずっと食べているところを撮っていただく経験はなかなかないので、最初は恥ずかしかったですが、今はカメラより食事に夢中です(笑)。
志田、印象的な店とご飯を明かす
――今作は人との掛け合いよりみねこの一人でのシーンが多いので、1人芝居に近いと思いますがいかがでしょうか?
今まであまりチャレンジしてこなかった分野のドラマなので、最初はどんな感じになるんだろうと少し不安もありました。もちろん登る場所や食べるものは決まっていますが、山の自然をそのまま感じて、食事もそのまま味わっているのを撮っていただけているので、ドラマの撮影という感覚が正直あんまりないんです。普段のドラマでは、せりふを覚える時間をたっぷり取るのですが、今回はモノローグでの表現が多いのでそれもあまりなくて。だから撮影している感がないんです(笑)。スタッフの皆さんも和気あいあいとしていて本当に雰囲気のいい現場なので、毎日楽しく撮影しています。
――モノローグは別日に撮影されてるんですか?
その話を撮り終わった後、山やご飯の感想をそのまま声で表現できるように、撮影に近い期間で(モノローグを)録っていただきました。食事のシーンの撮影後に監督が来て、「今の食事の感想はどうですか?」と実際に聞いてくださって、「私はこの食事をこう感じました」とお伝えしたのがモノローグとして追加されたりもします。
――撮影した中で、特に印象に残った店や料理を教えて下さい。
どれも本当においしかったのですが、第3話に出てきた喫茶『モンタナ』で食べたナポリタンとコーンピザです。最初は、炭水化物を二つも食べれるのかなと思っていたんですが、ナポリタンを食べた後、ピザもペロリ(笑)。チーズもコーンもたっぷりですごくおいしかったです。