花田優一「自分の靴がなくて困ってるんです」
元横綱・貴乃花の長男で靴職人として注目を集める花田優一氏が、東京ミッドタウンで行われたエイボン「ピンクリボン」イベントに出席。イベントアンバサダーとして乳がん検診受診を呼び掛けた。
「the company for women」を企業理念として掲げるエイボンは、日本でいち早く“ピンクリボン活動”をスタートさせ、2002年に「口紅1本でできるボランティア」として寄付金付きの口紅を販売して以降、毎年継続して取り組んでおり、今年で15周年を迎える。
今回、芸能イベント初登壇となった花田氏。「花田優一と申します、靴職人をやっております。普段は靴職人としていろいろな活動をさせていただいております。よろしくお願いします」とやや緊張気味にあいさつした。
今回のイベント参加について花田氏は「(両親は)僕の(本業以外の)仕事は何も知らないと思います。テレビで見るんじゃないでしょうか」とはにかんだ。
世界に比べて日本人の乳がん検診受診率は際立って低いという。花田氏は「母(元フジテレビアナウンサー河野景子)にも『検査してますか?』って聞いたら、40代の頃に1回やっただけだと言ってまして。母も仕事している部分もあると思うんですけど、そういうことにあまり注意を払っていない方も結構多いと思いますね」と自身も体験談を明かした。
また、「足に合わない靴を履いていたら健康にも関わってきますし、気分も落ちると思いますし、ただ単に物作りをしているというよりはお医者さん的な感覚でも仕事をしております」と、職人としての顔ものぞかせた。
「家族に(靴を)作る時間をつくれるように頑張りたいなと思ってます。作ったことはないですね。家族に作る時間があったら自分に作りたいです。自分の靴がなくて困ってるんです(笑)」と多忙を極めている現在の状況を告白した。
最後に花田氏は「エイボンピンクリボンイベントに皆さん来てください。乳がん検査を行いましょう。家族がいなくなるというのはとてつもなく大きなことですし、友達であっても身近にいる人が一人でも多く助かるものだと思いますので、この機会をきっかけに皆さま周りの人たちに少しでもお声掛けしていただけたら、もっともっと助かる命もあるかなと思います。ぜひ乳がん検診に行ってください。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。