激しい戦闘シーンと俳優たちの演技が光る、「バトル・オーシャン/海上決戦」見どころ
朝鮮水軍から見た朝鮮出兵の様子を描いた本作。我々が日本史の授業で登場する朝鮮出兵は、当然のことながら豊臣秀吉率いる日本軍に視点を当てている。同じ出来事でも立場が異なれば物の捉え方も異なってくるため、本作を通して“朝鮮側から見た日本水軍のイメージ”を知ることができ、歴史を新しい視点で覗けるのが見どころの一つと言えるだろう。
また、大砲や弓矢などで激しく攻防する、水上でのパワフルな戦いっぷりも見ごたえ十分。特にスンシンが乗る大将船に爆弾を大量に積む船がどんどん近づいていくシーンは緊迫感あふれる映像となっている。
そして本作には、韓国のトップ俳優の一人、パク・ボゴムや、日本の俳優・大谷亮平も出演。パク・ボゴムは目の前で父親を殺された過去を持つペ・スボン役を熱演。鳴梁海戦が始まる前にスンシンのもとへ行き、海上決戦では自ら志願して船を漕ぎ進める大役を任された。素朴な役どころを、当時21歳の若かりしボゴムが初々しくも見事に演じている。
そして大谷は、もともと日本兵だったがスンシンに憧れ朝鮮側に鞍替え、日本水軍の情報を伝える“スパイ”という難しい役どころに挑戦。キム・ハンミン監督作品への出演を切望し出演に至った大谷は、落ち着いた雰囲気の中にも胸の中に熱い思いを抱えるジュンサ役を堂々と演じた。そんな大谷は本作出演にあたり、「これから俳優として活動する中で、『バトル・オーシャン/海上決戦』の一員だったということがすごく力になると思います」と語っていた。
本作では壮大なストーリーやアクションシーンはもちろん、ミンシクやボゴム、大谷といった実力派俳優陣による迫真の演技にもぜひ注目したい。
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