石黒賢“内藤”と濱田岳“三島”の親子を越えたきずなに涙
血塗られた左手首だけが見つかり、その後、切り取られた胴体が見つかるという不可解な殺人事件。その真相は、高岡として生きてきた内藤が幼いころから三島を息子同然に面倒見てきた“親子愛”にも似た深い感情から生まれた悲しい事件だった。世話になった内藤の強い意志を知った三島が「おやっさーん!」と泣きながら叫ぶシーンはもらい泣きしてしまう。
内藤を演じる石黒賢と、三島役の濱田岳の緻密な表現力と鬼気迫る犯行シーンに息を飲んだ最終話。姫川班刑事たちの西島秀俊、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平といった面々に加え、渡辺いっけい、遠藤憲一、高嶋政宏、生瀬勝久、武田鉄矢ら、クセ強な警察仲間たちの演技も、どこを切り取っても迫力満点。主演の竹内結子の新しい演技はもう見ることができないという事実も重なって、胸にいつまでも残る名作ドラマである。
※高嶋政宏の「高」は正しくは「はしごだか」
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