第7話あらすじ
第7話は――
医師の指示を受けなくても一定の医療行為を実施できるアメリカの看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」をもつ那須田歩(岡田将生)は、道端で呼吸困難に陥った天才卓球少女・浅倉七叶(佐藤恋和)と遭遇。偶然通りかかった元看護師・八木めぐみ(若村麻由美)に手伝ってもらい、応急処置を施すことに。しかし、七叶の症状は1分1秒を争うほど重篤。救急車を待っていては手遅れになると直感した歩は、すぐさま自身の判断で適切な医療行為を行い、七叶の命を救う。
ところが、七叶が歩の勤務先「西東京総合病院」に搬送された直後、不測の事態が発生する。歩が処置した際、七叶は肋骨を骨折してしまっていたのだ。 最年少での日本代表入りを目指し、娘を熱血指導してきた母・浅倉美里(松岡依都美)は激怒。歩と病院を訴えると言い出す。
自分は命を最優先し、最善の処置をしたと胸を張る歩。だが、病院の評判を守るため慎重路線に徹する院長・薬師丸卓(山崎育三郎)は、歩を謹慎処分に。 一方、人を見て人を治すスーパーナース・九鬼静(中井貴一)は自らの理念のもと、薬師丸、そして美里の心をかき乱す行動に出る。そんな中、七叶が突如、病室から姿を消してしまう。
――という物語が描かれる。
「命がかかってるのに医師もナースも関係ないでしょ」
公式サイトなどで見ることができる予告動画には、「歩 VS モンスターペアレント!」の文字と共に、歩が、緊急搬送される七叶に「頑張ったね。もう大丈夫だよ」と声をかける姿が映し出される。
病状が落ち着いてひと安心かと思いきや、母・美里は「あの子の卓球人生がかかってるんですよ!」と取り乱して叫ぶ。そして吉子(安達祐実)は、「あのお母さんだったら訴えてきたりしそうじゃない?」という不吉な言葉を口にする。
一方、薬師丸 VS 歩、そして静の対立がいよいよ勃発。「患者の命が優先」だという歩に、「余計なことをしてくれましたね」「あなたはしょせんナースです」と冷たく言い放つ薬師丸。そんな薬師丸に「院長の改革とは患者さんのためですか?」と問いかける静。さらに歩の「命がかかってるのに医師もナースも関係ないでしょ」という言葉が響く。また、ひとり苦悩する薬師丸の姿も。医療をめぐる対立が激しくなる中で、それぞれの信念や生き方が問われ、あらわになっていく。