みーぱんファミリーが笑いを誘う
濱岸がメッセージを伝え終わると、同期の二期生たちがステージに登場。河田は目に涙を浮かべながら、「いいね、二期生。1週間前くらいにも話したけど」と話す。富田鈴花は、濱岸をじっと見詰めながら「大好きだよ。ほんときれい」としみじみ伝え、グループで一番涙腺がゆるい松田好花は、スチールカメラでメンバーの姿を収めながら、「何かいいね」と感動して声を震わせる。
そして、ユニット曲「沈黙した恋人よ」を歌唱。この曲は一期生のユニット「りまちゃんちっく」が歌っていたもので、濱岸が日向坂46のユニット曲で一番好きな曲だという。
この日は、濱岸と「マブダチコンビ」として知られた一期生の元メンバー・齊藤京子のポジションに濱岸が、そして加藤史帆のポジションに河田が入り、恋人役を演じ、歌唱中には濱岸、河田をはじめ、他のメンバーたちも涙を流し、二期生の絆の強さを感じさせる。
ここで濱岸と河田だけステージに残り、一期生の佐々木美玲と三期生の山口陽世が登場。この4人は、佐々木美玲を慕うメンバーたちが集まった“みーぱんファミリー”と呼ばれており、ステージに集まったみーぱんファミリーは、みんなで佐々木美玲の家に泊まって、ビビンバを作ってもらった思い出などを語り合う。だが、実はこれはその場で作った架空の話で、最後まで独特のノリで会場を笑わせる。
その後はトロッコに乗り込み、彼女たちのユニット曲「酸っぱい自己嫌悪」を歌いながら、アリーナを一周。歌唱中、濱岸と向かい合った佐々木美玲は思わず号泣。濱岸と抱き合って、「きれいだよ」と伝える。
みーぱんファミリーが会場を沸かせた後は全メンバーが集結
歌い終わったところで、全メンバーがステージに集合。三期生の森本茉莉は、涙で声を詰まらせながら濱岸に支えてもらった思い出を語った上で、「そんなたくましい姿をいっぱい吸収することができたので、私たちはこれからも(現在オーディション中の)五期生とかに、メンバーのために動いてあげられる人になりたいなって思いました。本当にありがとうございました」と絞り出すように語る。
グループ屈指のぶち上げ曲「誰よりも高く跳べ!」では、大サビ前に「ひよたん、跳べー!」というあおりを受けて、ステージのセンターポジションで大きくジャンプ。歌い終わってから、この曲を歌わないと卒業できないと思ってセットリストに入れたと説明した上で、「“誰跳べ”依存してるんですよね」と言って会場を笑わせる。
そして、日向坂46のライブの締めに欠かせない楽曲「JOYFUL LOVE」へ。会場がファンの作るサイリウムの虹で満たされる中、間奏では濱岸が「今日は本当に、日向坂46『Happy Magical Tour 2024』福岡公演、そして濱岸ひより卒業セレモニーにお越しいただき、本当にありがとうございます。これから、日向坂46をよろしくお願いします。そして私のことも、たまーに思い出してくれたらうれしいです。今日はありがとうございました」と、あらためてファンに感謝を伝える。
さらに、各期のメンバーから濱岸にメッセージが贈られていく。四期生の平尾帆夏、三期生の上村ひより、一期生の佐々木美玲、そして二期生全員が順に濱岸に感謝の言葉を伝え、最後は河田が涙で何度も声を詰まらせながら、素直な気持ちを伝えた。