アニメ「ダンダダン」(毎週木曜深夜0:26-0:56ほか、MBS/TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第10話「キャトルミューティレーションを君は見たか」が12月5日に放送された。セルポ星人を撃退したものの、再びモモ(綾瀬桃/CV.若山詩音)たちの前に現れたドーバーデーモン(CV.関智一)。あわや再戦と思われたが、ドーバーデーモンはある悩みを打ち明ける。細かいネタの拾い方と面白すぎるタイトル回収に、放送後は「キャトルミューティレーション」がXにトレンド入りした。(以降、ネタバレが含まれます)
どこから拾ってきた? 唐突なデコ出し阿部寛
前話ではリゲインとサガットネタで笑わしてくれるという、パロディーネタの拾い方が斜め上すぎると評判の本作。第10話ではモモの友達が古畑任三郎を彷彿とさせ、アイラ(白鳥愛羅/CV.佐倉綾音)は昭和で流行ったのりピーの懐かしフレーズ、「マンモスうれピー」を披露した。この子たちはいったいいつを生きているのか。唐突に飛び出る時代感がツボすぎる。
そんな中、なくした学校の制服を大人の財力=ドドリア三太=星子(CV.水樹奈々)の稼ぎで買ってもらおうとするモモが、その条件として阿部寛のモノマネをすることに。なぜ阿部寛なのか全く意味不明なうえ、それになぜかデコ出ししてやり切ろうとするモモ。
視聴者も困惑で、「佃航平(阿部寛)ってデコ出しだったっけか? 頭混乱してきた」「どこから出てきた下町ロケット阿部寛??」「似てるのかコレ笑、声優さんにも無茶振りだろ笑」などのコメントが集まる事態となっていた。
昭和オカルトのキャトルミューティレーション
今話では、前話でお亡くなりになったと思われたドーバーデーモンが再登場。難病で苦しむ彼の息子のために、星子が謎の人脈で牛一頭をあげることに。ドーバーデーモンは感謝の言葉を送りながら、オカルン(高倉健/CV.花江夏樹)を「生アブダクションだ!」と喜ばせながらUFOで去っていった。
知らない方に少し説明すると、アブダクションとは宇宙人が人や動物をさらっていく行為のこと。キャトルミューティレーションは、1960年代からアメリカで起こりはじめた宇宙人による牛の惨殺事件のことだ。あとに捨てられた牛は、血と内臓がきれいに抜かれていたという。オカルンのようなオカルト好きには知っていて当たり前の知識だが、今の時代の若者にはなかなか分かりにくいネタ。
SNSには「キャトルミューティレーション、なんのことかと調べたら怖い怖い…」「ググっくたらけっこうエグかった。これホントは誰の仕業?」「キャトルミューティレーションとは…なんとも懐かしい響き。本当に時代は回るんだね」「昭和オカルト世代だからゲラゲラ笑ったわ、月刊ムーで良く見たあの絵w」など、初耳視聴者の驚きの声と、オカルトファンの歓喜の声が無数に踊っていた。
オカルンに恋のライバル出現!?
招き猫化してから大人気のターボババア(猫)(CV.田中真弓)だが、残念ながら今話はあまり出番なし。代わりにラストでは新キャラクターのジジ(円城寺仁/CV.石川界人)が登場した。突然の再会に驚くモモ。星子がいうには、モモの幼馴染みで、初恋の相手らしい。今話、モモにほとんど告白同然の想いを打ち明けてしまったオカルンは、その言葉に焦った表情で反応する。
公式サイトのキャラクター紹介によれば、ジジは「引っ越し先での怪異のため、星子を頼ってやってきた」ということだ。次回予告では動く人体模型が登場していたが、これがその怪異なのだろうか。次はどんな都市伝説と絡めてくるのかが楽しみなところ。放送後のSNSには、「ダンダダン、毎回最高すぎる」「モモ、アイラそしてオカルンのボケ×ツッコミの連携が抜群でナイストリオだな」「やっとジジが登場、こいつもクセつよで楽しみ」など、さまざまな感想が集まっている。
◆文=鈴木康道
▼ABEMAで「ダンダダン」を見る
https://abema.tv/video/title/593-10
▼Disney+で「ダンダダン」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/dan-da-dan
▼FODで「ダンダダン」を見る
https://fod.fujitv.co.jp/title/70v8/
▼Huluで「ダンダダン」を見る
https://www.hulu.jp/dan-da-dan
▼Leminoで「ダンダダン」を見る
「ダンダダン」視聴ページ
▼TVerで「ダンダダン」を見る
https://tver.jp/series/sronql0hak