美羽を責める莉紗に「怖すぎる」と多くの声
一方、もう一つの修羅場は美羽と莉紗。莉紗がフリーマーケットについての意見を聞きたいという名目で呼び出した。
美羽と冬月の関係を確信した莉紗は、「冬月稜は、私の大切な人です」と告げた。そして「冬月の大切な人がどんな人なのか知りたくて。冬月が、あなたとのことを思い出に変えてしっかり前に進んでいるのを見て、どうしても会ってみたくなって」と。
だが、「一目見れば気が済む」と思っていたのが、違った。「人間って愚かです」とそんな自分のことを言いながら、美羽をどんどん責めていった。「冬月は、あなたと一緒になるという約束をアフリカで治療を受けているときも、あなたと連絡が取れなくなって、あなたのことを探し続けていたときも、あきらめずにいました。なのにあなたは…」と一気にまくしたてた。
2つの修羅場を交互に見せる描写。莉紗が「私はあなたが許せません」とにらみつけ、宏樹が「相手は冬月さんですよね」と問い掛けてからのラストまで、沈黙のまま4人の表情がかわるがわる映し出された。沈黙状態の4人のラストは約20秒だったが、それまでの描写がずっと息が詰まる展開だったこともあり、こちらにも緊張感が伝わって本当に息をするのも忘れるような演出だった。
タイトルがまたも世界トレンド1位になる反響で、「同時進行修羅場すぎてヒリヒリ~」「こっちまで気まずかった」「修羅場がすぎる」とSNSが騒然。そのなかには莉紗に対して「怖すぎる」「怒れるような立場じゃない」という声があった。好きな冬月のつらい状況を考えてとのことだろうが、幾分、嫉妬のほうが多いような気も。また、美羽の妊娠がわかったと同時に冬月がテロに巻き込まれたとき、莉紗がうそをつかなければ状況が変わっていたかもしれないことで、視聴者から少し厳しい声が寄せられた。
「ラスト修羅場で終わるなんて…視聴者泣かせだ」との投稿もあったが、美羽らの修羅場の結末は次回に持ち越し。予告では莉紗が美羽に水をかけ、宏樹が冬月につかみかかる場面があり、ますます目が離せない展開になっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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発売日: 2023/12/31