俳優の坂東龍汰が12月7日、都内で行われたファースト写真集「日常日和」(ワニブックス)発売記念イベント取材会に出席。ファースト写真集への思いや、2024年を表す漢字などを明かした。
坂東龍汰、ファンに感謝「皆さんのおかげ」
俳優を目指して上京し、19歳の時に、カメラマン・松井綾音と出会った坂東。そこから二人は8年間撮影を続け、ファースト写真集として発売した。当時、坂東が暮らした家、街中や公園、地元・北海道でのカットなど、ほとんどのページが私服&ノーメークという、リアルな“坂東龍汰の日常”を写真に収め続けた日々。あどけない表情から、役者として経験を重ね、大人になっていく成長記録としても楽しめる。
写真集発売について坂東は「まさか最初に撮り始めた頃は写真集になるとは思ってもいなかったので、こうやって形になって紙で見てみると、今まで見てきた写真とは全然違う写真たちに見えて、いとおしさも増しました」と笑顔。
ファンから松井氏の撮った写真を写真集として見たいという声が多かったとも明かし「皆さんの声があって、写真集として8年分をぎゅっとまとめられました。皆さんのおかげだと思っています。感謝しかないです」とファンに感謝を伝えた。
写真集の重版が決定したことが伝えられると、坂東は「えっ!?本当ですか!?」と目を丸くし、「わぁ〜!」驚きを隠せない様子。「ありがとうございます!びっくりしちゃいました」と笑顔を見せた。
坂東龍汰、2024年を表す漢字は「楽」
坂東は「今回、写真集にするにあたって、撮った写真を全部振り返っていったんですけれど、1枚1枚びっくりするほど覚えていて」としみじみ。セレクトすることにはとても時間がかかったという。
「スタッフさんと松井さんと僕と、みんなで丁寧に選んでいたら、夕方の18時くらいから始めたんですけど、気づいたら朝の6時になってて。『あれ、もう12時間もたった!』みたいな」と笑った。
「大活躍だった2024年を漢字で表すと?」という質問に、坂東は「楽」と回答。坂東は「苦しいこともたくさんあったし、時間がない中で切羽詰まってる瞬間とか、全部から逃げたいみたいな瞬間はあったりするんですが、その中でも自分なりに楽しいことや新しい感情や感覚を見つける時間、見つかった瞬間のとてつもない感動と楽しさはいくつになっても変わりません」と口にし「そういう瞬間と出合うために、常にこの仕事と向き合い続けているんだなと改めて今年感じました」と振り返った。
2025年に向けては「もっとそういう瞬間に出合えるように、自分なりに仕事と向き合いたい」と意気込み。「楽しみたいです!」と目を輝かせた。
◆取材・文=山田果奈映