偶然か、父が残した必然か…亮子のもとに浮かび上がったキーワード
価値観について考えさせられることになった粒来の過去の案件。十分な見応えのある展開だったが、亮子の目的は別のところにあった。それは、粒来がなぜ行方をくらませることになったのかだ。
そのヒントが浮上した。画商が、絵画の案件から10年ほどたったころに粒来を群馬県の知人に紹介していたことが判明。そのあとぐらいに、粒来は亮子とオセロゲームをした直後に「ちょっと出かけてくる。じゃあな」と家を出ていったままになったのだ。
亮子が美術館に行っていた時を同じくして、事務所には“群馬”から女性が亮子に相談したいことがあるとやって来ていた。さらに、亮子の元には、協力者の尊(中川翼)から闇バイト組織の指示役・キングが群馬出身であるという情報がもたらされた。
今後は“群馬”が鍵となり大きな謎に迫っていくようだ。亮子が美術館にいた人物に話を聞いて追想する一方、圭子から内容を聞いていた杉浦は、粒来の手腕を「神波先生っぽい」と評し、「やっぱり親子なんですね」と言った。第9話の描写で似ている亮子と粒来をあらためて見せ、クライマックスへとグンと加速した。
視聴者からは「いよいよ核心に迫っていく感じ」「親子対決再び?」「どうなっていくんだろう」と期待が高まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部