レジェンドライダーの井上正大・渡部秀が若手レスラーへ決めポーズを伝授?
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」など東映の特撮作品が楽しめるアプリサービス「東映特撮ファンクラブ」。その2周年を記念した「東映特撮ファン感謝祭2017」が10月1日に都内で行われた。今回はその中から、井上正大、渡部秀、新日本プロレスの棚橋弘至選手、成田蓮選手が登場した第2部「ライダーパート」をお伝えする。
まずステージに現れたのは、ライダーファンにはお馴染みの仮面ライダーGIRLS。「Mystic Liquid」「PEOPLE GAME」など4曲を集まったファン約300人の前でパフォーマンスし、会場を盛り上げた。
トークパートでは、“仮面ライダー芸人”として「アメトーーク!」(テレビ朝日系)への出演経験を持つオジンオズボーン・篠宮暁が司会を担当。その呼び込みで、井上、渡部、棚橋選手、成田選手が登壇した。
「仮面ライダーディケイド」(2009年)主演の井上、「仮面ライダーオーズ/OOO」(2010-2011年)主演の渡部が久しぶりに当時のことを語るとあって、一同が登壇すると集まったファンからは大歓声が。これに井上は「熱気がやばいですね!」と驚いた様子だった。
トークは「仮面ライダー」や“ヒーロー”についてのさまざまな質問に対し、一同がフリップで回答しながら進行。井上と渡部はライダーとして撮影に臨んでいた当時のエピソードなどを、棚橋選手と成田選手はファンとしての目線から熱いトークを繰り広げた。
「自分が『ヒーロー』となって感じたこと」という質問では、渡部のフリップには“孤独”の文字が。これについて渡部は、「オーディションの合格後には監督に『この平成仮面ライダーシリーズが続くか終わるかは君次第だから』と言われ、良い意味でのプレッシャーがありました。そういったプレッシャーや孤独と戦うからこそ、(ライダーの主役は)憧れられる存在なのかなと思いました」とコメントした。
一方、井上は“子どもに夢を与えられる”と回答。昨年結婚し第一子が誕生した井上は、その子どもに対し「サプライズの計画がある」と明かし、“俳優であることを隠したまま育て、子どもが4~5歳になり「仮面ライダーディケイド」を見たら、当時の髪型と格好で登場したい”というプランを披露。「その時の反応を隠しカメラでモニタリングしたい(笑)」と語り、ファンからは大きな笑いと拍手が起きていた。
トークの後半では、「成田蓮の決めポーズをプロデュース」というコーナーが。若手のためまだポーズを持たない成田選手が、リングに上がる際の決めポーズを井上と渡部に考えてもらうという豪華な企画で、これに対し大のライダーファンである棚橋選手からは「ズルい!(笑)」という声が上がった。ポーズは井上と渡部の提案で、成田選手のお気に入りライダーである「仮面ライダーアマゾン」と、新日本プロレスの若手選手の通称“ヤングライオン”から着想を得たものに決定。完成した動きをライダーファンに披露した成田選手は、「本物のライダーから指導いただけて、うれしいです。採用です!」と力強く宣言した。
最後には「こうして特撮を好きでいらっしゃるファンの皆さんの近くでお話ができる機会が最近はなかなか無かったので、すごく久しぶりでとても楽しかったです」(渡部)、「久々にこんなコアなトークをしたなと思います(笑)。普通のイベントでは『伝わるかな…?』というトークが、今日は120%伝わったので皆様のライダー愛を感じましたし、僕も『仮面ライダー』をやれて良かったなと思えました」(井上)とあいさつがあり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。