撮影現場の様子は「非常に穏やか」
――「幻獣」メンバーに加え、詐欺チームの一員である「ハコ」チームが関わるシーンは、誰が裏切り者なのかわからないヒリヒリした空気が流れていますが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?
現場は非常に穏やかですね。いや、ハートフルな現場と言ったほうがいいかもしれないです。というのも、竜星さんがキャストだけでなくスタッフにも気軽に話しかけてくださっていて、座長として「全てを盛り上げていこう」という気持ちが伝わってくるんですよね。あと、竜星さんだけでなく八木さんも明るい方なので、現場の空気がよどむようなことは一切ないです。それにつられて周りも明るくなるので、とてもいい現場だと思っています。
――第6話で、藤ヶ谷太輔さん演じる鳳凰と兄妹が初めて顔を合わせました。とても緊迫感のあるシーンでしたが、撮影裏の雰囲気はいかがでしたか?
それまでは「幻獣」チームと竜星さんたちのチームが撮影で一緒になることはほぼなくて。なので、対峙するシーンは異様な緊張感がありました。もちろん、それは竜星さんと藤ヶ谷さんが役としての感情をしっかり作ってくださっていたからこそのこと。でも、そうとは分かっていてもハラハラしたのを覚えています。
――竜星さんはアクションシーンも多いですが、大変そうだったことはありますか?
竜星さんは戦隊もの(スーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」)をやっていたこともあってか、アクションの勘がすばらしいんですよね。アクション監督も「この動きを、こんな一瞬で覚えるんだ」と驚いていました。体感的にアクション的な見せ方をわかっている方なので、そこはすごく助かりました。
「最悪だ」という決めゼリフの裏話
――ちなみに、竜星さん演じる貴一が毎回ドラマの最後につぶやく「最悪だ」というセリフは最初から決まっていたのでしょうか?
決めゼリフありきで物語を作っているわけではないですが、毎回ピンチで終わったりするので、視聴者の方に一体感を持っていただけるような言葉があればいいなと思い、「最悪だ」というセリフを入れるようにしました。
――第7話では、貴一の声に出さないサイレント「最悪だ」もありました。
さすがにここで「最悪だ」と言ったら、自分の素性がバレるというシーンでしたからね(笑)。でも、「やっぱり言いたいね」と竜星さんと監督で相談して、ああいう形になりました。竜星さん自身がいろいろとアイデアを出してくださる方なので、話し合いながら決めていくことはよくあります。
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