亮子の影響で杉浦が変化した様子がアツい
現在サカミクリーンで働いている、ちょっとやんちゃな風貌の従業員たちから話を聞くため、亮子はギャル姿に。そのときに知った覆面ラッパーが、のちに重要な存在となる。
環境汚染で問題になる点は見つからないまま口頭弁論に挑んだ亮子は、謝礼の件を持ち出したが、やはりというか、粒来は環境汚染になる有害物質の存在を持ち出して反論した。
親子対決再び…。だが、亮子は群馬滞在中に自宅に泊めてくれていた粒来が覆面ラッパーの曲を口ずさんでいたことを思い出す。そしてその正体が自殺した男性の息子で、サカミクリーンの元従業員でもあった拓未(前原滉)だと突き止めた。リリースした中の1曲で環境汚染を題材にしていたのだ。
さくらのことも案じながら、証言台に立つことを拒否する拓未。杉浦も、亮子が訴える相手が反社だとさくらに伝えるつもりがないことを指摘し、「粒来先生とのゲームに勝ちたいだけだよね?」と責めた。
亮子に「(裁判から)降りれば」と言われた杉浦だが、「神波先生はいつも杉浦先生とは別のものを見てる。今回は何を見てるんだろうね」という圭子の言葉で思い直したのか、拓未が顔を出さずに証言台に立てるよう遮へい措置を提案した。
拓未に協力してもらえるよう「やるだけやってみる」と杉浦。拓未を呼び出し、「裁判についてご提案があります」とつたないラップ調で依頼。すると「どうしようもなくつまらなくてしょうもないラップのようなものを見せられました」と言いつつ、「自分がやってることもそれと大して変わんねぇな」「何かに影響を与えて何かを動かしたわけじゃない」と気付いたことで、考えを変えた。
入出時には覆面ラッパーの姿だったが、証言台では素顔をさらした拓未。拓未への質問は、いつもの亮子ではなく杉浦が担当した。
これまで振り回されるばかりだった杉浦。体当たりでラップを披露したのは、亮子が第2話で“誠意”を見せるためにアイドルのダンスを踊ったことを思い起こさせる。
亮子が持つ視点と、まじめな杉浦の視点が掛け合わされれば心強く、熱い展開にワクワクする。亮子はサカミクリーンのさらに奥に潜む“モンスター”の存在を見つけた。それは粒来の仕組んだことでもあった。「ここからほんとのゲームの始まりだ」と言った粒来が倒れる衝撃とともに、次回の最終回へ。
SNSには「神波先生のギャル姿かわいいな」「ギャル亮子先生好き」や「杉浦先生のラップが心を動かしたんだね」「杉浦先生のラップ可愛すぎるって」という反響と共に、最終回の期待が高まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部