「初対面でいきなり“マツケンサンバII、歌ってます!”と言ってくれて(笑)」
ーーお互いの最初の印象はいかがでしたか? 撮影中にお話されたことも教えてください。
松平:第一印象は…初対面でいきなり「マツケンサンバII、歌ってます!」と言ってくれて(笑)。
西畑:ファンなので、とにかく“好きです”という気持ちを伝えようと思って「マツケンサンバIIが大好きです。よく歌わせていただいています」というあいさつから入りました。
松平:そのおかげで最初から打ち解けた気がします。「暴れん坊将軍」シリーズに息子が登場するのは初めてなので、西畑さんの参戦はとても新鮮でした。今回は、息子たちの存在や史実に沿った内容が盛り込まれるなど、今までとはちょっと違う新しい「暴れん坊将軍」になったなと思います。
西畑:僕自身、時代劇の経験は多いわけではなく、殺陣も初めてだったので、松平さんからたくさんアドバイスをいただきました。刀の振り方や角度によって全然変わることなど、とても丁寧に教えてくださって助かりました。
ーー具体的に、松平さんから西畑さんへどういったアドバイスをされたのでしょうか?
松平:主に型や所作でしょうか。着物をまとっての立ち回りは、現代劇みたいに足を開くわけにはいかないですし、右で振ったら右足が出て、左に下ろしたら左足が出るという感じで、ダンスなどとは手足の動きが違うんです。
西畑:家重が持つ洋剣では“みねうち(=刃ではなく、反対側の“峰”で相手を打ち付けることで殺さずに倒す手段)”ができないので、敵を殴ることが多かったのですが、“殴った感”の迫力が出る角度も教えていただきました。