これまでのネタバラシ的なトークを繰り広げる
再びエレベーター内の映像パートに戻ると、百田が次に押したボタンは“23”。12月23日の雪景色の中へとワープし、王道の“ももクリ”感を堪能できる冬曲ブロックへと突入する。
LEDビジョンに舞い落ちる雪の結晶や街のイルミネーションが映し出される中、「今宵、ライブの下で」からスタートすると、百田のせりふ「ここにいるよ ずっとここにいる」で大歓声が上がり、クリスマス感が一気に高まっていく。
続いて、クリスマスバージョンの「Hanabi」。ステージ後方のLEDビジョンが大きく4分割されると、終始4人の顔がアップで映され続ける。ブルーの照明とペンライトに照らされる中、クリオネを表現したような白の衣装も相まって、モノノフは天使みを感じる推しの表情を見逃すまいと見詰める。
そして暗転後、美しいピアノのイントロが流れ出すと冬の街の映像へと切り替わり「空のカーテン」へ。4人はステージ中央の高台に座った状態で歌いつないでいく。
ミラーボールが回る中、オーロラを表現した映像をバックに4人が浮かび上がるような美しい演出となったが、このブロックはまさに“THEももクリ”といった選曲の妙と“雪”の演出が映える尊いブロックに。
次のMCパートでは、ここまでのブロックのネタバラシ的なトークを展開。最初の映像で4人それぞれが、今回の“ももクリ”のためにたどり着いたテーマについて、玉井が“光”、高城が“笑顔”、佐々木が“香り”、百田が“雪”という4つだったこと。そのコンセプトに沿って、ここまで4つのブロックで構成されてきたことが明かす。
そして、制御ライト演出の終了を告げると、話題はそれぞれのソロパートの話になり、最後のソロパートとして百田が8人のダンサーと共に「クリスマスしよ」を披露。曲の後半からはメンバー3人も加わり、ワチャワチャとしたパーティー感も演出。多幸感あふれるクリスマスブロックを締めくくると、再び映像パートへ。
最高のフィナーレを迎えた“ももクリ”
映像では、エレベーター内の4人がここまでの4つの演出テーマを振り返り、最高のクリスマスになると確信。そして、“24”のボタンを押して最後のブロックへ。
“ももクリ”DAY2ラストブロックは、新旧の人気曲が並ぶライブパートに。クリオネをイメージしたオーバードレスを脱ぎ、4人それぞれが異なるデザインの衣装にチェンジすると、夏フェスやロックフェスでも定番となりつつあるタオル曲「BLAST!」からスタートする。
サビでタオルを回して一体感が生まれると、打ち込みのサウンドに乗せてエモーショナルに展開する「momo」へ。曲の展開ともマッチして、ギラギラなレーザーの演出が冴えわたる。そして、最新アルバム『イドラ』収録曲「Heroes」に続くと、本編最後は“ももクリ”を象徴する1曲「白い風」。
この曲が聴きたくて“ももクリ”に参加しているというモノノフも多い人気曲で、白い光と雪の演出も加わり、“ももクリ”らしい最高のフィナーレを迎える。
そして、最後の映像パートへ。DAY1ではエレベーターが宇宙空間に飛んでいくというハプニングで終わったが、DAY2では4人が「メリークリスマス!」と叫んで“25”のボタンを押し、会場からの大きな拍手に包まれながら、本編は無事に終了した。