3月19日(金)から公開される映画「ダレン・シャン」の日本語吹き替え版の収録が行われ、26日、主人公のダレン・シャンの声を担当する山本裕典が取材に応じた。
本作は、小説とコミックスの売り上げが日本国内で640万部を超えた人気ファンタジーを映画化したもの。親友の命を救うため、半人半バンパイアとなった少年ダレン・シャン(クリス・マッソグリア)の冒険を描く。
声優初挑戦の山本は「台本を読んで、僕の中でイメージを膨らませて現場に入ったのですが、ダレン君のお芝居が自分が考えていたお芝居と全く違うことがあって、声を当てる難しさを実感しました」と感想を。さらに、ダレン・シャンについて、「友人思いなところは僕と似ています。16歳の高校生ならではのダレン君の考えがあって、親友のために頑張る姿や好きな子を守る勇気、ダレン君の等身大の格好良さが映画の魅力です」と語った。
また、アフレコ収録での苦労や工夫について聞かれると、「ちょっと声のトーンを高めにしました。初めてなので緊張してしまい、収録の前日に家に引きこもって12時間で6回ぐらい映画を見ました。なのでセリフがどのタイミングで来るか、次に何が来るか全部インプットして、初日で半分以上とりました。苦労したというかあっという間に終わったという感じです」と舞台裏での努力を明かした。
最後に、主人公の冒険のきっかけとなるサーカス団の団長ミスター・トール役を渡辺謙が演じていることに触れ、「現場で会うことなく終わってしまったのですが、公開に向けてのイベントでお会いする機会があれば、ハリウッドの世界のお話を聞けたらなと思います」と、名優との出会いに胸を膨らませていた。
3月19日(金)よりTOHOシネマズ日劇、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー