毎週木曜、日本テレビ系にて放送中の「秘密のケンミンSHOW」。同番組が10月で10周年を迎えることを受けて、番組MCを務めるみのもんた、久本雅美が取材に応じ、番組に対する思いなどを語ってくれた。
――番組が10周年を迎えましたが、今の率直なお気持ちはいかがですか?
みのもんた:おかげさまで満10周年、皆さまに多大なご協力をいただき本当にありがとうございます。この番組が丸々10年続いた、そのすごさもさることながら、多くのチャンネルがある今のテレビ界において、同時間帯の視聴率でよく10年間トップを走り続けてきたなと思います。自分の口からトップなんて言うとおかしいんですが。
やっぱり1都1道2府43県すべてを網羅しているとは言っても「いつネタがなくなるかな」という危惧をもってスタートしたのですが、(10年続けてこられたことで)一切そんな危惧はなくなりました。まだまだあと2年半は続くんじゃないかなと(笑)。
久本雅美:短っ(笑)! 中途半端。
みの:それから、私は6年前に女房に先立たれたんですが、この番組がスタートする時に「よかったわねえ。久本さんと一緒だったら、最高の番組になるよ」って言ってくれたのを今急に思い出しました。うちの女房は彼女の大ファンでしてね。本当にその通りになりました。
彼女の天才的な話術や、司会進行のやり方については皆さん話されるんですが、僕はそれだけでなく、彼女のこの見目麗しい美貌。これが功を奏したんじゃないかなと思います。横にいるたびにね、本当にいつも見ほれています。
久本:いやいや、うそですよ。今(のお気に入り)は橋本マナミですから(笑)。
みの:それともう一つ。ある時私がすべての番組を降板したのですが、この番組だけが残りました。なぜ残ったのかは分かりませんが、久本君や読売テレビさんの大英断だと思います。そういう意味でも、私は50年以上この業界におりますけれども、終生忘れられない番組になると思います。本当にどうも、ありがとうございました。
久本:やばいですね、(みのさんの話を聞いて)今ちょっと涙が…。本当に10年も「ケンミンSHOW」をかわいがっていただきありがとうございます。本当にみのさん、西川きよし師匠や出演者の皆さま、そしてスタッフを皆さまに支えられての10年で。あっという間でしたが、みのさんの話を聞いてると、いろんなことあったなと思いました。
私もみのさんのすてきな奥さまにいつも支えていただいて。いつもみのさんに感謝していただくんですが、私の方こそみのさんにいつも大きな心で受け止めていただいて、好き勝手にさせていただいて、本当に自由に遊ばせていただいています。
いろんなことがあったかもしれませんが、やっぱりみのさん無くしてはこの番組語れないです。紹介する県の県民性や歴史についてビシッと語る時は、「ああ、さっきまで寝てたのにな」と思いながらも素晴らしいなと(笑)。説得力というか、博があるというか。本当にみのさんのおかげだと思っています。
「ネタがもう尽きるんじゃないか」という思いはありましたが、新たな県民の面白エピソードや名産や風習、そういうのを「これでもか、これでもか」というほど教えていただきまして。スタッフの皆さんへの感謝と感動の思いでいっぱいです。
10年あっという間でしたが、また皆さんと一緒に仲良く、そしてまた皆さんに喜んでいただけるような番組をこれからも続けていければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
10月5日(木)夜9:00-10:54
日本テレビ系で放送