森田剛“冴木”と対峙した二宮和也“高野”、衝撃的なクライマックスで幕<インフォーマ-闇を生きる獣たち->
ABEMAオリジナルドラマ「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」(毎週木曜夜11:00~11:43 ABEMA SPECIALチャンネル)最終話が、ABEMA SPECIALチャンネルにて12月26日に放送された。※以降、最終話のネタバレを含みます。
「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」は、政治、経済、芸能、裏社会にいたるまであらゆる情報に精通し、社会を裏であやつる謎の情報屋、通称“インフォーマ”木原慶次郎(桐谷健太)と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者の三島寛治(佐野玲於)の“異色のコンビ”を軸にくり広げられる本格クライムサスペンスドラマだ。
最終話では
鬼塚(池内博之)らは警視庁に潜入し、データを消去した高野(二宮和也)にマイクロチップを見せつけ、「黙ってついてこい」と命じる。
一方、三島は、丸山刑事殺害の証拠をつかむべく、高野の車を追跡していたが、警視庁上層部の人間が鬼塚らにおそわれたことを知り、木原と連絡がつかないことを案じる。
同じ頃、目を覚ました木原は、冴木(森田剛)の存在に気づき、「公安の隠ぺいファイルをねらっとんのかい?」と問うと、冴木は「まあ、そんなとこだ」と答える。
しかし、木原は「(隠ぺいファイルは)持ってへん、取られてもうたわ。俺、そいつの娘の殺しに加担してもうたんや」と正直に打ち明けると、冴木は「奴らの車はキムが追っている、ファイルもそこだろう」「これで借りは返したからな」と告げ、次に気を取り戻した時には冴木はいなくなっていた。
そして、木原も「借りはしっかり返さんと」と意気込み、どこかへ歩き出す。
鬼塚たちは娘の麻里の殺害現場に警視庁上層部の3名と高野を連行し、そこで高野に「これまでの悪事を世界中に配信する」と宣言する。優吉(兵頭功海)が、その準備を進めるなか、高野は「そんなことをしても意味がない」と挑発し、鬼塚の感情を逆なでする。
すると優吉が突如、配信機材を銃で撃ち、高野と手を組んだことを明かす。さらに、優吉は、拘束された上層部の3名を射殺する。高野は、「社会は情報操作で成り立っている。国の不祥事などすぐに忘れ去られる」と語り、鬼塚を追いつめる。
その時、「そこまでや、龍之介」との声があり、なんとその場に木原が現れ、「今の発言、全部、撮ったったで、これぞ自供ってやつやな」「もう終わりや、おとなしく武器を捨てろや」と告げると、激昂した高野は、「お前なんか、たかが情報屋だろ」「俺はみんなのためにやっただけだ! みんなのために情報を……」と木原をなぐるが、木原は「情報なんてどうでもいいんじゃ!」と渾身の力で高野をなぐり飛ばす。
鬼塚は最後の力をふりしぼり、二階堂だけでもと彼女を逃し、裏切った優吉をナイフで刺し倒すが、自身も致命傷を負い、木原にマイクロチップを託して、息を引き取る。
事件後、木原のもとを訪れた三島は、「今回のことを記事にしていいか、わからなくなった」と相談する。木原は「なあポンコツ、価値のある情報って、何かわかるか?」「人の弱みや。誰かをおとしたり、はずかしめたり、転落させるような。そういう情報が、高う、売れんねん」「そういう情報は、人を変えてしまうし、殺せもする」と告げる。三島が「でも、人を救う情報もあるんじゃないですか」と問うと、木原は「そんな世の中になったら、俺は廃業やな」と笑い、三島の前から消えてしまった。
毎週木曜夜11:00~11:43 ABEMA SPECIALチャンネルにて1話ずつ放送(全8話)
【12月26最終話】
「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」