メインMCのハライチの岩井勇気とサブMCの足立梨花に加え、天津飯大郎、徳井青空、濱田龍臣らアニメ好き芸能人が集結した、国内最大級のアニメアワード「日本アニメトレンド大賞2024」が、アニメSPECIALチャンネルにて12月26日に無料生放送され、1年間のアニメトレンドのふり返りに加えて、2024年に放送されたアニメ作品のなかから、ネット／アニメ業界で“いちばんバズったアニメ”を表彰する「日本アニメトレンド大賞 授賞式」では、全12部門の大賞作品が発表された。受賞作品に携たずさわった声優陣やスタッフ陣が、受賞の思いを語った。
2024年のアニメトレンドから、2025年の注目作まで、まさしくアニメ業界の今とこれからの本番組の目玉でもある「日本アニメトレンド大賞授賞式」では、2024年に放送されたアニメ作品のなかから、ネット／アニメ業界で“いちばんバズったアニメ”が、続々と発表された。
2023年に続いて二度目の開催となる今回は、「アニメニュース賞」「アニメソング賞」「アニメグッズ賞」「アニメ話題賞」に加え、新たに「アニメマーケティング賞」「オープニングアニメーション賞」「エンディングアニメーション賞」「ABEMA特別賞-飯テロ部門-」「ABEMA特別賞-神回部門-」「ABEMA特別賞-最優秀最終回部門-(クール最終回)」「アニメ話題賞-TVアニメ部門-」「アニメ話題賞-劇場版部門-」を新設し、計12部門の大賞作品が発表された。
「アニメニュース賞」
まずは、2024年のアニメ界に衝撃を与えたニュースを表彰する「アニメニュース賞」として、7月にアニメの第2期が放送された「【推しの子】」が受賞した。第2期の最終回では、復讐が一段楽したアクアに代わって、ルビーの両目にも“黒い星”が宿るなど衝撃の展開が大きな注目を集めた。
伊駒ゆりえ＜ルビー役＞受賞コメント
とてもうれしく思っております。みなさんが「【推しの子】」を見てくださって、愛してくださったからいただけた賞だと思っております。このようなすてきな作品に関わらせていただけて、本当に幸せです。みなさま、本当にありがとうございます。ルビーちゃんに出会うことができてから、私の人生で変わったことは本当にたくさんありました。いろんなことをやらせていただきましたし、これからも「【推しの子】」で見ることができる景色がどんなものなんだろうとすごくワクワクドキドキしながら、次の「【推しの子】」にも向きあっていきたいと思っております。
「アニメソング賞」
続いて、2024年をもっとも象徴するアニメソングに贈られる「アニメソング賞」が発表され、アニメ「マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編」のオープニングテーマであるCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が受賞した。リリースからわずか1ヶ月で世界的な大ヒットを巻き起こした。
Creepy Nuts受賞コメント
日本アニメトレンド大賞“アニメソング賞”に我々、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」を選んでいただき、ありがとうございます！ 主人公マッシュとHIP HOPにおける自分達を重ねて作った曲が、国内外多くの方に届いたこと、驚きとともにうれしいです。これからも良い楽曲を作っていきますので、よろしくお願いします!!
「アニメグッズ賞」
また、2024年にもっとも反響があったアニメグッズに贈られる「アニメグッズ賞」を受賞したのは、「『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク』ぱしゃこれ」となり、アニメやゲームのキャラクターをインスタントカメラで撮影したような写真風アイテムで、スマホケースに入れて持ち歩いたり、フレームに入れたりして楽しむことができるなどコレクションとして根強い人気のあるグッズが、アニメイトでの年間販売数1位も獲得し、今回の受賞にいたった。
野口瑠璃子＜星乃一歌役＞受賞コメント
日頃、作品ファンのみなさんが熱心に応援してくださっているからこそ、グッズもご案内ができると思うので、改めて作品ファンのみなさんに感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
「アニメマーケティング賞」
続いては、YouTubeやTikTokなどの公式アカウントの投稿がバズったアニメ作品に贈られる「アニメマーケティング賞」が発表され、「しかのこのこのここしたんたん」が受賞した。放送前から話題を呼び、OPテーマのイントロだけが1時間ループし続ける耐久動画が公開されると大きな話題になった。奈良県の公式マスコットキャラクター・せんとくんとSNSや最終回でコラボするなど超異例すぎるプロモーションによって選出された。登壇した宣伝プロデューサーの岡野亜耶は、“1時間耐久動画”について「3秒くらいで決まった案」「制作委員会さんから、即答で(企画)OKをいただけて、しかのこチーム最高だなと思いました」という意外な企画の裏側も明かした。
岡野亜耶＜株式会社ツインエンジン・宣伝プロデューサー＞受賞コメント
正直、「しかのこ」はプロモーションで大暴れしまくっていて、マーケティング賞という硬派な賞をいただけると思っていなかったので、恐縮の気持ちがすごく大きいです。作品の自由な世界観や何でもありな世界観を宣伝でもしっかり出していきたいと思っていて、社内会議でもみんなで「大喜利大会」と言いながら案を出しあったりしていたので、こういった賞をいただけて本当にうれしいなと思っております。
「オープニングアニメーション賞」
続いて発表された、2024年に放送された作品のなかから話題性、音楽性、クリエイティブ性などを兼ね備えたオープニングアニメーションに贈られる「オープニングアニメーション賞」では、話題のアニメ「ダンダダン」の楽曲、Creepy Nuts「オトノケ」が受賞した。YouTubeで公開されているノンクレジットオープニング映像は、オカルティックなアニメの世界観とシンクロした「貞ちゃん伽椰ちゃん」や「4時44分」などの歌詞や映像が高く評価され、受賞にいたった。
亀井博司＜毎日放送プロデューサー＞受賞コメント
オープニングアニメーション賞に「ダンダダン」を選んでいただき、ありがとうございます。Creepy Nutsさんの素晴らしい楽曲に、山代風我監督とオープニングディレクターのアベル・ゴンゴラさんのセンスが組み合わさり、なつかしさと新しさを感じられる唯一無二の映像となりました。アニメを見ていただく際は、ぜひ毎回、オープニングも楽しんでいただけるとうれしいです。カラオケでもいっぱい歌ってください！ 今後とも「ダンダダン」をよろしくお願いします。
「エンディングアニメーション賞」
続く、「エンディングアニメーション賞」では、アニメ「負けヒロインが多すぎる！」が受賞した。YouTubeで公開中のノンクレジットエンディング映像「LOVE 2000(八奈見杏菜 CV：遠野ひかる)」「CRAZY FOR YOU(焼塩檸檬 CV：若山詩音)」「feel my soul(小鞠知花 CV：寺澤百花)」は、ヒロイン3人がそれぞれ平成の名曲をカバーしたもので、アニメのストーリーとリンクしたミュージックビデオの映像も話題を呼んだ。
アニメ製作委員会受賞コメント
このたび、エンディングアニメーション賞を受賞させていただくことに、心より御礼申しあげます。魅力的な物語を生み出された原作陣、魂をこめて素晴らしい映像を創りあげられたアニメスタッフ、キャストの方々、そして本作をあたたかく迎えてくださった愛知県豊橋市のみなさまと、本作を応援してくださったファンのみなさまのご尽力の賜物と存じます。引き続き、エンディング映像含め、本作へのご愛顧とヒロイン達への応援をいただけますと幸いです。
「ABEMA特別賞」“飯テロ部門”
また新たに、特に熱量が高かった作品に贈られる「ABEMA特別賞」より3部門が発表され、まず発表されたのは、2024年にもっとも食欲をかき立てた“飯テロ部門”として、「ダンジョン飯」が受賞した。改めて作品映像を見たゲストの天津は、「原作も好きなんですけど、原作を超える色味がすごく食欲をあおってくる」「ぜったい、帰ったらベーコンを丸々焼こうと思います！」と再び食欲をかき立てられた様子でコメントした。
熊谷健太郎＜ライオス役＞受賞コメント
実際には存在しない食材を、あれだけおいしそうに画に落としこんで表現されていましたし、監督やアニメーターのみなさんとお話しした際も、食事シーンはかなり気合いを入れて、愛をこめて描かれていたので、改めて素晴らしい映像だなと思います。個人的にすごく味が気になるのは、“動く鎧”。ライオス(主人公)も食べた時の反応がすごく不思議な反応をしていたので、ぜひあの味を試してみたいなと思いますね(笑)。
「ABEMA特別賞」“神回部門”
続いて、この回だけは見逃せない！という「圧倒的神回」生み出した作品に贈られる「ABEMA特別賞」“神回部門”では、アニメとリアルバンドをゆう合させたガールズバンドアニメ「ガールズバンドクライ」の第8話が受賞した。本作についてもゲストの天津が、「とにかくすごい」「ひとつひとつの言葉に思いが入ってる」「めちゃくちゃいいシーン」と第8話の魅力を熱弁した。
平山理志＜東映アニメーション・プロデューサー＞受賞コメント
「ガールズバンドクライ」第8話が受賞させていただけるとのことで、非常にうれしく思っております。誠にありがとうございます。第8話は、第7話で“トゲナシトゲアリ”というバンド5人が初めて一堂に会してライブをする回が注目が集めた上での第8話でした。ドラマ的に非常に盛りあがる回で、この回から見てくださるお客様の数も飛躍的に増え、非常に印象に残っております。(第8話は)制作的にもとても大変な回だったんですけれども、高く評価していただけて本当にうれしいです。この後もさまざまな展開を予定しております。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
「ABEMA特別賞」最優秀最終回部門(クール最終回)
さらに、2024年に放送されたアニメ全作品のなかで、アニメ好きを「もっとも熱くさせた最終回」を表彰する“最優秀最終回部門(クール最終回)”では、「僕のヒーローアカデミア」7期が受賞した。ゲストの天津は、本作についても「すべての涙を僕はトガちゃんに捧げました」「もうたまりませんね！」と魅力を力説した。
山下大輝＜緑谷出久役＞受賞コメント
このたびは、“ABEMA特別賞最優秀最終回部門”に選んでいただき、ありがとうございます。(7期は)すごい良いところで終わりましたよね。オールマイトとデクのかけあいで終わるというのが、本当に胸が熱くなる終わり方でした。最終回に向けての盛りあがりや積み重ねがあってこその最終回だと思うので、本当にいろいろなことがあったなと思いながら、胸が熱くなりました。そして来年2025年秋、「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」が放送となります。僕自身としては、やりきるしかないと思っております。原作が先にゴールをして、作品に対する思いをいろいろなところから受け取っておりますので、その思いも乗せて、全力で演じきりたいなと思っています。
下山亮＜TOHO animation・宣伝プロデューサー＞受賞コメント
7期は毎回、クライマックスのような物語が続いていたんですが、それをお茶子とトガもそうですし、8期に入る期待感をオールマイトとオールフォーワンのヴィランとデクが作ってくれました。僕らとしても、ボンズフィルムさんが本当に精魂こめて作ってくださったフィルム、堀越耕平先生が作ってくださった原作をアニメーションとして昇華したものをみなさんにお届けできたということを、「ヒロアカ」スタッフ一同、うれしく思っております。この賞をいただけたのも、ひとつの認められた証拠なのかなと思いますので、御礼を伝えさせていただきます。
「アニメ話題賞」TVアニメ部門
続いて発表されたのは、2024年、話題となった作品に贈られる「アニメ話題賞」で、まずTVアニメ部門では、人気異世界転生ファンタジー「Re：ゼロから始める異世界生活 3rd season」が受賞した。キービジュアルを公開し、放送前から大きな話題になった。放送開始後も、ABEMAでの視聴数ランキングの上位をキープするなど注目が高かったことから受賞となった。
小林裕介＜ナツキスバル役＞受賞コメント
1期が放送されたのが8年前になるんですけれども、8年経った今でも、これだけ話題にしていただけるのはうれしいです。また、今年は海外でイベントさせていただくことが多かったんですが、海外の方たちの熱もすごくて、それを裏づけるように、今回“アニメ話題賞 TVアニメ部門”をいただけて本当に光栄に思います。
「アニメ話題賞」劇場版部門
続いて、「アニメ話題賞」劇場版部門では、「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が受賞した。上映3日間で観客動員152万人、興行収入22億円を突破するロケットスタートを記録すると、公開3ヶ月足らずで興行収入100億円を突破し、その後、6ヶ月以上続くロングラン上映となる。全世界での興行収入は200億円を突破し、さらに、SPYAIRが歌う映画主題歌「オレンジ」は、SNSでも大きな話題となり、受賞にいたった。
村瀬歩＜日向翔陽役＞受賞コメント
輝かしい賞をちょうだいして、大変光栄に思います。この「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」は、85分という、上映時間が実際の烏野VS音駒の試合時間に準じているらしく、僕らも1日で体力をふりしぼって撮った作品なので、とてもうれしい賞をいただけて、光栄に思っております。関わってくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。引き続き、「ハイキュー!!」の応援をよろしくお願いします。
田口翔一朗＜TOHO animation・プロデューサー＞受賞コメント
本作は、原作でも非常に人気の高い音駒と烏野の因縁の試合を描いた内容でした。監督の満仲勧さんやProduction I.Gの松下慶子プロデューサー、村瀬さんをはじめとするキャストのみなさんによって、本当にクオリティの高い良い映画に仕上げていただきました。そのおかげもあって、国内外のお客様にくり返し、何度も長く見ていただけるような映画になったかなと思っております。この先もさらに大きな話題を作っていけるようにがんばっていければと思っておりますので、引き続き「ハイキュー!!」を楽しみにしていただければと思います。
「日本アニメトレンド大賞」
そしてついに、2024年のアニメでもっとも輝いた作品に送る「日本アニメトレンド大賞」が発表となり、栄えある大賞は、「ダンダダン」に決定した。第1話放送中には、ABEMAでの視聴ランキング1位を常にキープしており、豪華声優陣の共演や、迫力あるアクションシーン、クオリティの高い作画、Creepy Nutsとずっと真夜中でいいのに。による楽曲の話題性などさまざまな点で原作ファン、・アニメファンともに大絶賛された本作が、「オープニングアニメーション賞」とのダブル受賞で有終の美を飾った。
若山詩音＜綾瀬桃役＞受賞コメント
“日本アニメトレンド大賞”に「ダンダダン」を選んでいただき、本当にありがとうございます。この作品は、私も一ファンとして大好きな作品ですので、たくさんの方にご覧いただけて本当にうれしいです。僭越ながらキャスト、スタッフのみなさまを代表して、応援してくださったみなさまに御礼申しあげます。本当にありがとうございました。2025年7月からは第2期が放送開始となりますので、引き続き「ダンダダン」をよろしくお願いいたします。
すべての受賞が終わり
すべての受賞が終わり、ゲストの足立は「ダンダダン」が「日本アニメトレンド大賞」を受賞したことについて、「今年、どこでも『ダンダダン』という言葉を聞いたなと思います。それだけいろんな人に広まってるし、アニメ好きじゃない人も見てるというところがすごいなと思いました」とさらに、濱田も「僕は原作から入ってたので、この先のアニメではまだ描かれていない部分でも、この作画がいったいどうなっていくんだろうという楽しみでワクワクまみれなので、第2期も楽しみです」と期待感を寄せていた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
12月26日夜7：00～11：30 アニメSPECIALチャンネルにて無料生放送
